☆決着 ページ9
「ｼﾞｽさん…」
そこには以前のような華々しさはなく
着飾ってはいるものの
見るからに落ちぶれた彼女がいた
ｼﾞｽ「あら、Aさん？奇遇ね…
お元気だったかしら？」
相変わらずの素敵な上から目線
「ｼﾞｽさんこそお元気そうで…
こちらの方は…旦那様ですか？お似合いですね」
そぅ、私がぶつかったのはｼﾞｽの隣にいる
恰幅がよく頭も…な、おじ様。身なりからお金の臭いがﾌﾟﾝﾌﾟﾝないかにもって感じの殿方だ
jj『A行くよ』
ｼﾞｽ『ｼﾞｪｼﾞｭ…』
jj『ほら、早く』
ｼﾞｽから名前を呼ばれるのを拒むようにAの手を取り歩き出す
「今彼女はどうなってるの？」
jj『別れた時は、俺にも責任あったし特に何もせずだったけど
さすがにこの前の件は事務所が黙ってなくて
彼女を訴えたって聞いた
仕事も…解雇されたらしい』
「そぅなんだ…
何がそうさせたかはわからないけど
あの性格じゃなきゃ薔薇色の人生おくれてそうなのに」
jj『Aは彼女の事憎くない？』
「んー…
この世で一番大嫌いだけど…
憎いとも違うかな…
彼女がいたから今のふたりがあるような気がして
だから今だから言えるけど、ある意味私には幸運の女神かも(笑)
二度と関わりたくないし会いたくないけど…
でも、ジェジュンが私を選んでくれなかったら
さぞかし憎い相手だったろうね(笑)」
ｱﾊﾊﾊと笑いとばすAにジェジュンは
jj『…ありがと…』
心から感謝の思いでイッパイだった
「あっ！
でもやっぱムカつく！
私一方的にやられっぱなしじゃん！
よし！仕返ししてくる！」
jj『仕返し！？』
「うん！ジェジュンはちょっとここで待ってて
悪さはしないから安心して！」
とジェジュンを残しｼﾞｽ達の元へ走っていった
そして…
「ｼﾞｽさん！」
少しだけ離れた場所に歩き出していたｼﾞｽさんを引き留める
なによ？とでも言いたげに振り向く彼女に向かい
「私、ジスさんに言いたいことあって…！」
ｼﾞｽ『なにかしら』
「あの…あなたの事大っ嫌いだけど…」
ｼﾞｽ『はっ？！』
「今私、あなたのお陰でとっても幸せなんです
あなたに感謝しています
だから…ありがとう！
それじゃ！」
ｼﾞｽさんが言葉を発する前にその場から立ち去るA
プライドの高いｼﾞｽに対し『ありがとう』と言うことは一番の仕返しの方法
本当の意味で決着のついた瞬間だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやまろ(プロフ) - まりんさん» 夢中だなんてなんて嬉しいお言葉をﾟ｡(p>∧<q)｡ﾟﾟなるべく近いうちに更新したいと思います(o>ω<o)本当に、読んでいただけて嬉しいです♪これからもよろしくお願いします(o^o^o) (2012年5月31日 14時) (携帯から) (
レス) id: b0aa0d3250 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 初めまして。もう夢中で読んでしまいました。とってもいいお話ですね。早く続きが読みたくなってます。更新楽しみにしています。 (2012年5月31日 13時) (レス) id: aabef38baf (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - ぴーちさん» ありがとぉﾟ｡(p>∧<q)｡ﾟなるべくこまめに更新すれからぁ！がんばるっ！ (2012年5月21日 19時) (携帯から) (レス) id: b0aa0d3250 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - あひゃ♪the 卑猥(´ψψ｀)ジュンちゃんも純粋ぶっちゃってー!!MVではあんなにエロスなのに…笑 ゆっくりでも大丈夫よー！いつでも待ってるわ☆(∩∇｀) (2012年5月21日 12時) (携帯から) (レス) id: c7ef1222f4 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - ぴーちさん» 紳士ユノははずせないでしょー♪ぴーちんのダーリンさすがo(^∇^o)(o^∇^)oそーねそーね♪早くおじぇじゅにかわいいっていってもらわなきゃ♪ (2012年5月7日 19時) (携帯から) (レス) id: b0aa0d3250 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやまろ
| 作成日時：2011年12月30日 8時
