☆20秒だけ ページ30
「引っ張らないでってば…ひとりで帰るから」
sm『Aちゃんは僕が責任をもって送り届けますので手を離してくださいっ！』
cm『こっちのセリフだ！何処の馬の骨だかもわからないやつに任せられるか』
「ねぇってばっ」
お互い睨み合っちゃって…私の言葉なんて一切無視
私はここに居るのに居ないみたい
その間もそれぞれ自分の方に引っ張るから…
「痛いっ」
その瞬間パッと右側が軽くなって
左側のミンちゃんの胸へと突撃した
sm『………』
cm『テジちゃんごめん…』
sm『……責任もって送り届けますから…それじゃ…行こ』
そのままの私の手を引いて歩き出すミンちゃん
振り返ればボスは自分の手を悲しそうに見てた
ミンちゃんに手を引かれながら
ボスの行き場をなくしたあの手を…
取りたいと思ってしまう私は最低だね
素直になるのは元々苦手だけど
今の私は自分でも理解しきれない見えない感情で
私の心はがんじがらめになってて
もう、自分の力だけじゃ解けなくなっていた
sm『Aちゃん』
「ん？」
sm『…なんかその…ごめんね』
「何が？」
sm『さっきの事』
「ホントだよっ！1人で帰るって言ってんのに無視されたし」
sm『こんな時間に1人では帰らせられないよ』
「ありがと…」
sm『…チャンミンさんと居たかった？』
「え…？」
sm『ずっとチャンミンさんが握ってた所触ってる』
「…二人ともこんなにか弱い女子相手に手加減なして引っ張るんだものっ！笑」
sm『あぁ…ごめん…痛む？！』
「そう言えば痛む！あぁ痛いなー！」
sm『えっ！？大丈夫？！湿布どっか売ってないかな？！』
「ふふふっうっそー！笑」
sm『ホントに？！』
「そんなにヤワじゃないよ笑」
sm『アザとか残ったらホントに責任とるからね？！』
「大袈裟な 笑
本当に大丈夫だから安心してくださいっ！
それよりもさ！
あのシチュエーションて漫画でしか見たこと無いヤツだったよ！
それにしても引っ張っててくれてありがとね
両方に手離されてたら私すっ転んでたよ
ミンちゃんのおかげで怪我しないで済んだ 笑
あれ、もう家見えてきた
こんなに近いのに送って貰っちゃって申し訳なかったよ」
sm『Aちゃん…』
「ん？」
sm『20秒だけっ』
家の前で立ち止まるとギュッとミンちゃんに抱きしめられて
sm『やっぱ…渡したくないや…』
耳元で何か呟いたミンちゃんの腕に力がこもった
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あやまろ(プロフ) - りんさん» 楽しみが増えるとか！！ホントに嬉しいです！！にしてもコメント下さる皆様が優しくてあやまろ感謝感激でございます！泣 (2020年1月13日 19時) (
レス) id: 74f0e4a445 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - はなさん» 素晴らしいだなんてそんな…泣むしろ、私のような者が書いたものを読んで頂けるだけで感謝しかありません！必ず完結させますのでこれからもお付き合いよろしくお願いします！ (2020年1月13日 19時) (レス) id: 74f0e4a445 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - マイペースで、楽しみが増えるのが、励みになります。^_^ (2020年1月6日 12時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - あやまろﾁｬﾝ遅れても気にしないで大丈夫。本当に無理だけはしないで、ご自愛してね。あやまろﾁｬﾝの素晴らしい作品読めなくなるのは悲しいから｡あやまろﾁｬﾝのﾍﾟｰｽでいいからね♪ (2020年1月6日 7時) (携帯から) (レス) id: 5673869410 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - アイラさん» アイラさん、幸せな時間を楽しんで頂ければと思います♪平和が1番♪ (2020年1月6日 7時) (レス) id: 74f0e4a445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやまろ
| 作成日時：2018年9月23日 22時
