☆嬉しかった ページ16
その後
初日を無事終えることが出来て
時計を見れば主役の皆さんはそれぞれ帰路についてる頃
ボスも帰ったかな…
ふぅ…
そう言えば
今回の会場はどんな感じなんだろう
現場担当のスタッフさんに許可をとると会場へと足を運んだ
重い扉独特の少し軋むようなキィと音をたてて開けると
さっきまでココに数万人の人が居たのが嘘みたい
アリーナ部分を一周回ると
今度はいわゆる天井席って所まで行ってみよ
探検隊にでもなった気分で会場を歩く
所々足元を照らすライトだけの中少しの恐怖心とワクワクを胸に抱きながら
最上階へやってきた
韓国語を覚えるのに聞いて大好きになったミドヨを
鼻歌に歌いながら一番前まで行って下を見ながら横に歩みを進める
メインステージを見て改めて思う
ずっと考えていた
ボスに会いたいな…って…
今の私の気持ちにもどこか似ているミドヨが妙にしみる…
ここで歌ったって誰にも聞こえやしないからと普通に歌い始めて
勉強した頃に、ここの歌詞少し分かるかもって感情移入した
『君が僕からひらりと離れてしまうような不安まで…』
を今、私以外の誰かが歌いました。
それは聞き覚えのある声で
声のする方を見上げたら
最上段の階段に座って下を向いたままのボスがいて
「なんで…居るの？」
cm『それはこっちのセリフ…』
「ボス…？泣いてるの…？」
cm『泣いてない…。でも今の僕を見ないで』
目が合わないってこんなに寂しいんだ…
今朝の私もボスにこんな思いをさせてたの…？
ボスまでの階段を上がると
「ボス…」
cm『…今の歌詞…
僕の気持ちと同じ…
どこにも行かないで…』
そんな風に弱々しくいうのが悲しくて愛おしくて…
一歩前に出てボスの頭を撫でると
ようやくボスと目が合った
「私…どこにも行かないよ？」
cm『ホント…？』
「最初からどこにも行ってないし」
cm『会えなかったし…携帯わざと直さなくて避けてたじゃん…』
「それは…諸事情によりですね…
拗ねないでよボス」
cm『拗ねてないし。』
そう言ってボスの前に立つ私の腰に弱々しくボスの腕が回る
cm『色々…独りにしてごめん…』
ボスの柔らかい髪に触れると少しだけ腕に力がこもった
「…ワンピース素敵だね位お世辞にも言って欲しかった」
cm『お世辞抜きに…本当は世界一可愛いと思った
でも、それを選んだのが自分じゃないと思ったら悔しくて…あんな事…』
「ボス…あのね？
私…嬉しかったよ？
ボスがヤキモチ妬いてくれて」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 603人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやまろ(プロフ) - きよこさん» きよこ様…胸が痛みます…今言えるのはどんな形であれ二人とも幸せにします！！そしてあと1話でこの章が一杯に！(TT)次の章に跨ってしまいますが更新頑張りますね！！ (2018年9月18日 22時) (
レス) id: 480e0a2529 (このIDを非表示/違反報告)
きよこ(プロフ) - あやまろさま、二人が同じ気持ちなのにね…胸が苦しい。けど、しあわせにしてくれるんだよね、デジチャンをボスが。いつものキュンキュンしています。次回が楽しみです。更新待ってます。 (2018年9月16日 23時) (レス) id: 15442e9882 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - 神鹿さん» えっとですね、これから先は…言えまてん！！笑 でもどんな形であれ幸せにします！二人とも！ (2018年9月16日 22時) (レス) id: 480e0a2529 (このIDを非表示/違反報告)
神鹿(プロフ) - ほんと、この先に何が待っているのか！？ 気が気でないです。 (2018年9月14日 22時) (レス) id: f17246d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
あやまろ(プロフ) - motomatoさん» そうなんです！同じ方向むいてるのに！お互い、相手の気持ち考えすぎちゃって…上手くいかないっす(TT) (2018年9月14日 22時) (レス) id: 480e0a2529 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやまろ
| 作成日時：2018年2月15日 17時
