好きって言ってよ！ DK

☆命令される覚えはない ページ30

それは

ある日突然起きた。

女子意地悪あるあるのトイレでの嫌がらせ。

さすがにバケツから水とかそんなのはないけど

ソユンちゃんの取り巻きふたり…
えっと…名前は…なんだったっけ。

思い出すのが面倒臭いから髪が短い方がAさん
髪型だけはそっくりでソユンちゃんに憧れてるんだろうなぁって言う感じの方がBさんでいいか。

私ホントに名前とか覚えるの苦手なんだよ。
特に韓国に限らずカタカナになる様な海外の名前！
基本私のベースは日本人だからさ！
…日本人関係ないか。個人的脳みその問題か。

なんて呑気なことを考えてたら



A『ちょっとあんた！話聞いてんの？』

「あ、ごめん、聞いてなかった。もう一度お願いします。」

B『は？馬鹿にしてんの？舐めてんの！？』

「あ〜どちらでもなくて…
正直に言いますと、スラング的な韓国語とか若者言葉にまだ疎くて…
理解するのはググッてからだったりして…

なので申し訳ないんですが
もう少し易しい韓国語でお願いします」

B『ふざけてんの？！いい加減にしなさいよっ』

あ、くる。
パシッって乾いた音がなる。
右のほっぺいたーーーい。
左利きかよ。構えた方と逆に来るとかマジ私不憫。
そしてBさんマジ下 衆。
韓国女子の感情の起伏はどうなってんだ。

「叩かれる意味がわからないんですけど」

A『…じゃぁ簡単に言うわね。

ソクミン君はソユンの物なの。
だからあんたみたいのは近づかないで』

「どうして？」

B『は？馬鹿なの？
ソクミン君はソユンの物って言ってるの』

「じゃぁソユンちゃんはソックんの物なの？」

A『そうよ！ふたりはふたりの物なのよ！
だからあんたが入る隙間なんてないのっ！
だいたい目障りなのよっ！
ソクミン君だけじゃなくてミンギュ君にもいい顔しちゃってホントに尻軽女ね
汚らわしい。』

「仲良くして何が悪いの？
別に私はソユンちゃんとソックんの邪魔なんかしてないじゃないですか
むしろ、身の程を知って身を引きましたよ？

てゆうか。
異性の友達を全て性 的な目で見てるんですか？
尻軽ってそーゆう意味ですよね。
そう考える方が汚らわしいと思うんですけど」

A『あんたいい加減にしなさいよっ！
身の程を知ってるなら2人の前にその汚い顔みせんじゃないわよっ！』

「…それを決めるのは私じゃない。
ソクミナとミンギュだ。
ふたりから消えろって言われるなら喜んで消えてやる。

でも縁もゆかりも無いあなたがたに命令される覚えはない」

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