【歌い手】謝ることしか知らない歌い手。

謝って三十二回目 過去編 ページ36

だがAが…6年生になったとき、ある出来事が起きる。





※暴力表現はありませんが、死ネタ?みたいなのがあります。






父親が今は出張に行っているため、少しウキウキしていたA。

そんな時一本の電話が来る。

プルルルル♪プルルルル♪


母親と妹は出かけているため、彼女が出る。

A「もしもし？」

？「もしもし、桜田さんのお宅でしょうか」

A「はい、そうですけど…どちらですか？」

？「あ、すみません。警察の者です。」

A「警察の方ですか！？今お母さんが居ないので…」

思わず驚いてしまった、というような反応をするA。

警察「そうでしたか…あの、お母さんに伝えることは出来ますか？」

A「あ、大丈夫です。伝えておきますね。で、何があったんですか？」

警察「あの、お父さんが外国でテロでお亡くなりになられました。」

A「そうですか。今すぐお母さんに電話して伝えるので、折り返し電話します。」

警察「はい、よろしくお願いします。では、失礼します」

ガチャ


ある出来事、とは彼女の父親が亡くなったのだ。

Aはすぐに母親に電話し、そのことを伝えると、母親はすぐに家に帰ってきたようだ。

母「お父さんが…？本当なの？」

A「本当だよ。警察に電話して。」

すると彼女の母親は電話をする。




…といったことがあった。


まぁその後も母親から暴力を受けたが父親がいなくなった分楽になった。

”妹ばっかり…”

母親は贔屓したが、その母親もAが中学二年生の終わり頃に病気で亡くなったのだ。

妹はまだ5年生のため親戚にひきとられた。
Aはというと…親戚たちと縁を切り、一人暮らしを始めようとしていた。



まぁ…大体こんな感じかな。
今Aが敬語しか使わないのも相手との距離を置くため。

皿を割って激怒されたこと、暗くて狭いところに閉じ込められたことから彼女は皿が割れる音、暗くて狭いところがトラウマになったらしいがな。

謝って三十三回目→←謝って三十一回目 過去編 ※暴力表現ありです。

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