３６ ページ36
辰哉side
蓮の処置を終え来てくれた先生と話しをと思って外に出ると
「お兄さん！」
辰「先生。蓮がお世話になりました」
いつも康二と蓮が、もっと言えば翔太と涼太もお世話になってた保健室の先生
保「蓮くんは、？」
辰「なんとか落ち着いてくれました」
保「よかった、、今日お薬忘れちゃってたみたいで、何もしてあげれずで、、、本当に良かった、、」
、、、ん、、？
、、、、薬忘れた、、、、、？
辰「薬、、ランドセルに入ってませんでした？お道具箱とか、、」
保「はい、、発作起こしちゃったのが教室じゃなかったので、すぐに担任の先生が取りに行ったのですが、無いとすごく焦ってて、、」
辰「そう、ですか、、、、とりあえず、今日は、というか今回も本当にありがとうございました。助かりました。 また登校出来そうな日が分かり次第連絡します。」
保健室の先生と別れて
小児科にあげられたであろう蓮の元へ向かう道中
頭を悩ませる
どこやっちゃったのかな、、薬、
毎晩薬の確認をして、ランドセルにしまうとことろまで見届けるのが日課
昨日担当してたのは、俺と大
しかも昨日は、吸入器を交換したからすごい覚えてる
あ、
ちょうどいい時に大と照だ
辰「2人ともお疲れ。オペ大丈夫だった？」
照「おう、なんとかね。てか蓮運ばれてきたんだって？大丈夫だった？」
辰「うん。挿管もせず落ち着いてくれた。ねえ大。昨日さ、蓮ちゃんとランドセルに薬入れてたよね、？」
大「うん。吸入器替えて、いつもの巾着に入れて。なんならちゃんと入れた？ってふざけながらもダブルチェックまでしちゃったもん笑」
やっぱり、ちゃんと持ってるはずだよね、、
大「なんかあった？」
辰「薬なかったんだって、ランドセルにもお道具箱にも」
大「え？！なんで？！」
照「どっか落としたのかな」
辰「わっかんない。どこいっちゃったんだろ」
何も分からないまま病棟に上がると、蓮を部屋に運び終えた亮平が来たから
なんか知ってるかもと期待を込めて聞いてみたが、なんの収穫も得られず
そんな時に思い出された薬で眠らされる前の蓮の瞳
普通逆らえるはずがない眠気に必死に逆らって俺らのことを不安そうな瞳で捉えようとしてきたあの時の違和感
なんかあったのかも、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1929人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきこ(プロフ) - リクエストお願いします。めめが体調良くて辰兄と照兄に遊んでもらおうとしたら2人とも最近仕事忙しすぎて機嫌悪くめめにうるさいとぶちギレ。ハッとした時にはめめは家出していて外で心臓発作を起こしちゃう話を見たいです。 (2023年4月15日 22時) (
レス) id: e18f31e090 (このIDを非表示/違反報告)
望風 - リクエスト失礼します。治療をいやがるめめが逃げてあべちゃんが追いかけたんだけどめめが階段から落ちそうになってあべちゃんが守って怪我をしてしまう話が見たいですっこれからも頑張ってください (2023年4月10日 18時) (レス) id: f01603c33d (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 夢見るもうやだのリク送らせてもらった者です。チビ双子ちゃんの苦しい思いとか、支える側のお兄ちゃん達の葛藤とかすごくすごくステキに書いて下さって本当にありがとうございました！ (2023年3月5日 17時) (レス) id: e58c11cf50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あぁ | 作成日時：2022年12月3日 0時
