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辰哉side
やっと帰れると思ったら
先に帰った大介から衝撃的なメールが
蓮が？
薬を捨てた？
同じく帰ろうとしてた照と亮平も衝撃のあまりフリーズ
前に翔太と涼太が薬捨てた時にめちゃめちゃ雷落としたのを思い出す
懐かしいなあ
、なんて懐かしい思い出に浸ってる場合じゃないね、わら
とりあえず、言われた通り薬を持って帰って
家のドアをガチャっと開けると
その瞬間から響いてくる蓮の泣き声
一旦和室をスルーしてリビングに行けば、心配そうな顔をしてる他のチビ達
もうご飯も出来上がってるみたいだし、先に食べててもらって
俺だけ和室へ
流石に1体4は怖すぎるからね
辰「ただいま」
大「あ、おかえり」
蓮「いやぁぁああ！！！うわあぁぁああ！！ｸﾞｽﾞｯ」
俺が来たことによって蓮はさらに泣き叫び
和室内をぐるぐる
辰「蓮。ここに座って。、、じゅう、きゅう、はち、」
カウントダウン作戦は結構効果的ですぐ来てくれて
またどっか行っちゃわないように手を握る
辰「大ちゃんから、お薬捨てたって聞いたけど。」
蓮「んん！！ｸﾞｽﾞｯ、」
辰「んん、じゃなくて。こんなことしていいの？」
蓮「やだのおお！！！！ｸﾞｽﾞｯ」
辰「やだけど、このお薬頑張ってゴックンしないと蓮はしんどくなちゃっちゃうの。涼太のご飯も食べれないよ。いいの？」
蓮「お薬いらないの！！！ｸﾞｽﾞｯ、ﾊｧﾊｧﾊｧ、ｸﾞｽﾞｯ」
まだ言うか、、
はぁはぁ言い始めてるから、怒ってるとはいえそろそろ終わりにしたいんだけど、
大「そっか、分かった。蓮はご飯いらないって涼太に言ってくるわ」
フリだけど大介が和室を出ようとすると
蓮「あ、ああ、ｸﾞｽﾞｯ、やだやだぁあ！！」
行かせまいと必死に大介にしがみついて
大「じゃあちゃんとお薬飲みなさい！！」
蓮「んうぅ、ｸﾞｽﾞｯ、ﾊｧﾊｧ、、」
辰「頑張てるの？」
蓮「うぅ、ｸﾞｽﾞｯ、ﾊｧﾊｧ」
Yesの返事はないけど、ちょっと落ち着いてきたから、勝手にYesだと信じて
水を取りに行って
辰「はい、苦いけど頑張るよ。上見てお口あーして」
少しの抵抗なのか、ものすごく小さく開けられた口
そこにサラッと薬と水を流し入れる
やっぱり苦さで顔が歪み、ほっぺを膨らましながらフリーズ
大「ごっくん頑張るよ」
辰「頑張れ頑張れ」
そしたらようやく
ゴクッと音が鳴った
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作者名：あぁ | 作成日時：2022年12月3日 0時
