Beautiful Girl 2 (ページ29)

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LOST MY WAY ページ29

『ねね、私が振り作ってもいい？』

雄「え、逆にいいの？ありがたい！」

ありがたいことに少クラでロスマイを披露させていただけることになった俺。そして、Aも一緒に出てくれることに。

『じゃあさ、先に衣装合わせしてて？私その間に振り考えとく！』

雄「おっけ、ありがとう！」

俺の中である程度イメージは決まっていたし、衣装合わせもすんなり終わった。Aの分の衣装も考えて、せっかくだから今までにないような演出にしたい。

『…ちょっと見せすぎじゃない？』

雄｢そう？｣

『まさか那須くんがこういう系の衣装を選んでくるとは…』

雄｢A普段全然こういうの着ないし、今回だけ特別でいいかなぁーって笑｣

そう、俺が選んだ今回の衣装は少しはだけている。というのも、俺(ドラキュラ)に襲われる設定だからちょっとビリビリしてる薄汚れた白の衣装を選んだ。

雄｢だめ？｣

『うー…まぁ、特別に、良しとします。』

雄｢やった笑｣

雄「ここどうする？」

『うーん、なんか…いい感じに戯れて笑』

雄「ハハハっ！！笑」

Aが登場する前の振り。少年忍者の何人かにバックについてもらい、黒服とどういうパフォーマンスにするか話していた。

『みんながキャーっ！て喜ぶ感じで！那須くんそういうの得意でしょ？笑』

雄「ちょっとやってみよっか笑」

俺らの曲も、Hi美でやる曲も全員の振りや立ち位置、導線まで把握しているAに手伝ってもらい、黒服をどんな感じに動かすかを決める。そして最後、A本人の振り確認で俺は今Aを押し倒している。

『この角度から那須くん見たことないかも笑』

雄「俺も笑」

『かっこいいね笑』

雄「そんなこと言ってるとほんとに襲っちゃうよ？笑」

いやだー！と笑ってふざけるA。

一応顔は常に左右対称でいたいけど、下からの角度は盛れているのか正直わからない。けど、かっこいいみたいでよかった笑

雄「結構顔近づけていい？」

『うん、大丈夫！ほんとには噛まないでね？』

雄「もちろん笑」

『まって、くすぐったい笑』

雄「我慢してよ笑」

ちょっと照れてるAが可愛くて仕方ない。

『うわっ！いい！めっちゃいい！！』

雄｢ほんと？笑｣

『最高！！！』

衣装も着て通し終わった瞬間、Aが飛び跳ねながら褒めてくれた。こんなテンション上がってるの久々に見た気がする。

本番が楽しみだなぁ。Aがこの前好きって言ってくれた香水かけちゃお。