Beautiful Girl 2 (ページ15)

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なんか急に寒くなったページ15

『寒いーー』

直「ねーー」

今楽屋には私となぁくんの2人っきり。冷房ついてないのに2人でソファにくっついて座ってます。

なぜなら、寒いから。

『なぁくんカイロほしい』

直「生憎今日は持ってないんだよねぇ」

『こんな冷たい手でファンの子と握手できないでしょ』

直「だって昨日まで暑かったじゃん」

さすがのスーパーアイドル直樹でもこの寒さは想定していなかったみたいだ。

飛「おっはよーございまぁす！！」

めちゃくちゃ元気なやつ来た。…ん？

『…ねぇなぁくん』

直「うん。多分同じこと思ってるよね」

私たちはただでさえくっついて一緒に暖を取り温もり合っているのに。一緒に自前のブランケットまでかけてるのに。

直「『なんで半袖でいけるの？』」

飛「いつも半袖元気もりもり浮所飛貴です！」

『それは嘘』

飛「うそやめて！？」

なんか飛貴来たから部屋の温度上がりそう。

飛「てか2人くっつきすぎ！」

『狭い狭い』

直「つぶれるてぇ！」

2人がけのソファにくっついて座ってたから一応余裕あるけども。ケツキングの飛貴が座れる隙間は無い。

飛「ぎゅーー！！！」

『人の温もりがこんなにも暖かいなんて…』

狭いんだけどね。

直「くるしい…」

飛「Aここ座りなよ！そしたら藤井ちゃんと3人でぬくぬくできるよ！」

問答無用で私を持ち上げ、私が座っていたところに飛貴が座った。

飛貴の膝は座り心地いいから結構気に入ってる。那須くんはちょっと痛い。なぁくんは私が座ったら潰れちゃうから座ったことない。

『なんか眠くなってきた』

後ろからのハグが暖かい。ブランケットもなぁくんと一緒にかけてるし、包まれてると人間は睡魔に襲われるのか。

飛「寝ちゃう？」

直「まだ全然時間あるし寝てもいいよ？」

『ねる…』

そこから私の記憶はない。

起きたら目の前で大昇がカメラ構えててビビった。

『撮ってるの？』

大「お、起きた」

『もう時間？』

雄「まだだよ。あと10分くらい」

『うーん、じゃあ起きる』

と思ったけど立てなかった。後ろの人も寝てたから。

大昇はかなりゅのところへ行き撮れたてほやほやの写真を見せびらかした。

『疲れてるもんね。起こすの申し訳ないからもっかい寝る』

結局、みんなが雑誌の撮影を最後にしてくれて私と飛貴は30分くらい眠っていた。

もちろん、オフショで大昇が激写した爆睡中のいちょうきと変顔するなぁくんが出回ったのは言うまでもない。