＃２９ ページ29
【 ＳＧ 】
ＪＨ「 いい ！？
絶対安静だよ 、分かったね ！？
『 ぜ っ た い 』だよ ！？ 」
『 は 、 はい … 汗 』
心の内を 打ち明けたところで
こいつが熱なことには変わりない
頬も赤いし 、力もない
まったく … 無理しすぎなんだよ
「 ほら 、みんな行くぞ
騒がしくしてたら 寝れねぇだろ ？ 」
ここは一度 １人にしてやって
静かに寝かせてやった方が いいだろう
各自 やることをするために
名残惜しそうに Aを見つめながらも
ぞろぞろと部屋を後にする
「 A 。ちゃんと寝ろよ ？ 」
俺も 頭をひと撫でして
立ち上がろうとした
… ん だ け ど
「 …… どうした ？ 」
俺の服を
遠慮がちに 掴む A
『 甘えていい 』 とは言ったけど
実際にこうして やられると
うん … いいもんだな 、悪くねぇ
『 分かってる 、でしょ … 』
「 ん ？なにが ？
言葉にしてくんねぇと 分かんないな 」
『 いじわる 』
言ってくれよ
何を言おうとしてるのかは 大体分かるけど
平然を装いながらも
ニヤニヤを隠せない
「 ん ？言ってみ ？ 」
『 …… い … 行かない 、で … ください 』
.
「 ふっ … よくできました 」
熱のせいなのか
恥ずかしいせいなのか
真っ赤っかな顔をした Aが
とてつもなく 愛おしい
手を握って
一緒の布団に潜り込む
そうして
いつもしてやってるみたいに
小さな小さな体を
優しく抱き寄せた
「 あっつ … 笑 」
『 そんなに 、ですか … ？ 』
「 バカ 。早く寝ろ 」
『 おっぱ … どこにも 、行かない ？ 』
「 ん 。行かない 」
『 へへ … やったぁ … 』
いつもは ガチガチの敬語なのに
こう言う時に限って … ///
ポン 、ポン と
規則的なリズムで Aをあやす
Aは安心したのか
俺の胸に顔をすり寄せ
暫くして
『 すぅ …… 』
「 … 寝た 、か 」
聞こえてきた寝息
体は汗ばみ 少し苦しそうだ
でもどうしてか
顔は穏やかで … かわいい
どうせなら このまま
俺が風邪を もらってしまおうか
そんな変な考えが脳裏に浮かんで
「 バカか 、俺は … /// 」
悶々とした気持ちを 消し去るように
自分も目を閉じた
*
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(名前)(プロフ) - 面白かったです！！続き楽しみにしてます(´；ω；｀) (2017年12月25日 13時) (
レス) id: 993162a847 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 初めまして読ませていただきました!!とても面白かったです最新楽しみにしていますがんばって下さい (2016年10月11日 21時) (レス) id: 496743fc00 (このIDを非表示/違反報告)
もか - 毎日毎日更新まだかな？って待っています！早く書いてくれると嬉しいです！更新楽しみです！ (2016年10月11日 20時) (レス) id: 31044160ce (このIDを非表示/違反報告)
かれん - この作品最高〜！早く続きだしてくださいー！最近更新されてなくて残念… (2016年10月10日 16時) (レス) id: 31044160ce (このIDを非表示/違反報告)
はるっち - おもしろずぎです！早く続きがみたい！更新まってます！ (2016年10月6日 13時) (レス) id: ff215197df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ち ョ ん さ | 作成日時：2016年9月11日 21時
