＃１１ ページ11
【 ＳＧ 】
布団を敷いても
なかなか寝ようとしない こいつ
そんなに嫌なのか ？
俺たちと眠るのが
そう思ってたけど
本当はそうじゃなかったらしい
『 わ 、私は
どこに寝ればいいんでしょうか … 』
そうだよな
どこの位置かも分からないのに
勝手に寝転ぶことなんて できないよな
これだから
男だらけで過ごすと困る
配慮ってもんがなくなるんだよな
テヒョンはもう寝てる
ジミンも もう寝そう
ジニヒョンは 布団被ってよく見えなくて
ナムジュンは スマホいじってる
ホソクは天井見ながら ボ ー っとしてて
ジョングク … こいつの側はダメだな
「 … ん 。ここ来い 」
だったらもう
俺の隣しかないじゃん
俺が呼ぶと
遠慮がちに寝転んだ こいつ
布団にはまだ余裕があるのに
端に端に 寄っていく
縮こまるその後ろ姿に
あぁ 、不安なんだな
もしかして怖いのかな
ってさ
柄にもないこと考えた
だ か ら
.
“ グイッ ”
『 わっ … ！ 』
「 もっとこっち来いよ
そんな端じゃ寒いだろ ー が 」
引き寄せた
なんでか分からない
こいつを認めてるか 、なんて
そんなの分からない
だけど … どうしてだろうか
こいつがメンバ ー に加わるってなった時
不思議と 嫌な気持ちはしなかった
むしろワクワクしたんだ
これからどうなるんだろうな … って
想像以上に
軽くて細いこいつ
ちゃんと飯食ってんの ？
『 あ 、あの … 』
声は震え
体も小刻みに震えだす
背中越しに伝わる
明らかな震え
緊張 、というよりも
慣れてないことへの恐怖
そんな感じが伝わってきた
こいつ … 俺らが思ってる以上に
辛い道を 辿ってきたのかもしれない
「 大丈夫 。何もしねぇよ
いいから早く寝ろ 」
掛け布団を 掛け直してやると
少し安心したのか
何も言わず 静かになった
少しして
『 … すぅ … すぅ … 』
聞こえてきた
小さな寝息
体を起こして 顔を覗いてみると
まだ幼い
あどけなさの残った寝顔が見えた
「 … おやすみ 」
頭をひと撫でして
俺も眠りについた
どうなるかなんて分からない
だけど … 俺は
こいつの可能性に 期待してるみたいだ
*
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(名前)(プロフ) - 面白かったです！！続き楽しみにしてます(´；ω；｀) (2017年12月25日 13時) (
レス) id: 993162a847 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 初めまして読ませていただきました!!とても面白かったです最新楽しみにしていますがんばって下さい (2016年10月11日 21時) (レス) id: 496743fc00 (このIDを非表示/違反報告)
もか - 毎日毎日更新まだかな？って待っています！早く書いてくれると嬉しいです！更新楽しみです！ (2016年10月11日 20時) (レス) id: 31044160ce (このIDを非表示/違反報告)
かれん - この作品最高〜！早く続きだしてくださいー！最近更新されてなくて残念… (2016年10月10日 16時) (レス) id: 31044160ce (このIDを非表示/違反報告)
はるっち - おもしろずぎです！早く続きがみたい！更新まってます！ (2016年10月6日 13時) (レス) id: ff215197df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ち ョ ん さ | 作成日時：2016年9月11日 21時
