過去68 ページ21
Aは合計四日間実家に滞在した。
三日目の夜、Aは前日同様、父の寝室で、父とキルアと一緒に寝ようとしていた。
この三日間ほとんど一緒にいたキルアは、訓練が長引いているのか今日はまだ部屋に来ていない。
「A」
「んーー？どうしたのー」
我が物顔で、ベッドを陣取る娘を眺め、初日とは比べようがない程リラックスしたその態度嬉しさと愛しさを感じる。
自身と良く似たウェーブがかった髪の毛をぐしゃぐしゃと撫で正面に座る
「イルミについてだ」
その名前を聞くと、Aはゆっくりと顔を上げ、じっとシルバを見つめた
「前も言ったが、あれはお前がいなくなった時に大層取り乱した、キキョウよりもだ」
「え、お母さんより？？？」
そんなことがありえるのかと目を丸くするAに、無理もないと頷く。
イルミは幼い頃より、Aとは反対で、冷静で感情を表に出さないタイプだった。
そのイルミが、キキョウより取り乱す姿は到底イメージができないだろう。
しかし、当時のイルミは誰よりも荒れ狂った。
感情を自分でコントロールできなくなり、突発的に癇癪を起こし、物を壊したり、泣き出したりした。
本人でさえもそのことに動揺しているようであった。
「A、今のイルミとお前の知っているイルミは別人だと思え……
おそらく、イルミはキルアをお前と重ねている」
「え？」
Aは意味が分からないと眉を潜める
「イルミはお前がいなくなってからおそらく無意識にお前を求め続けていた。……そしてキルアが産まれた。
見た目からか、雰囲気からか、イルミはお前とキルアを重ねて見ている、生まれ変わりだとさえ思っていたのかもしれない。キルアに激しく執着している。
だがお前は生きていた。今イルミが何を考えているかはオレには分からん、だが油断はするな、今のイルミとお前と一緒にいた頃のイルミとは別人だ」
力強く言いきるシルバにAは戸惑いつつも、頷くことしか出来なかった
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カンナ(プロフ) - お返事ありがとうございます！嬉しいです、、応援してます！これからも楽しみに読んでいきます！ (3月28日 3時) (
レス) id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
あやこ(プロフ) - カンナさん» カンナさん、コメントありがとうございます。 お待たせして申し訳ありません。part2やっと終わりました。part3は少しでも更新頻度を上げれるよう頑張りますので、是非最後までよろしくお願いします。 (3月26日 0時) (レス) id: 7bf5456e4c (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 素晴らしすぎる作品に出会えました、、、この出会いに感謝しかないです．お忙しいとは思いますが、無理ない程度に更新していただけると全わたしが歓喜します。応援してます！ (3月18日 10時) (レス) @page46 id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
あやこ(プロフ) - 天音さん» 天音さん、コメントありがとうございます。お待たせして申し訳ありません、ストーリーはまだまだ続きますので、是非最後までよろしくお願いします。 (3月9日 21時) (レス) @page46 id: 172db88909 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - とても素晴らしい作品に出会えたことに感動してコメントを残したくなりました。読んでいて時間を忘れるほどに面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。 (8月28日 20時) (レス) id: 2158ec844c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやこ | 作成日時：2018年11月13日 23時
