イケメンとの付き合い方【茅ヶ崎至】 (ページ1)

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1.春ページ1

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私はこの春大学生になる。

有り得ないくらいしんどかった受験勉強の割には、第3志望の大学に入学。

出だしから微妙なこの空気...いやいや、好きなことをやるチャンスですよ。

一足先に3月初めからコンビニでバイトをしている。
年中空きっぱなしの田舎店舗の割には時給がいいほうだと思う。

そんなコンビニも訳あってやめることに。
その理由は、店長が吸うたばこの臭さ。

『もう無理。限界』

思い切って新しいバイトを探し始めた矢先に、1枚のビラが配られた。

『お手伝いさん募集...

時給1500円？！』

こ、これは...怪しい。怪しいけど...

『面接、行ってみるか』

と、いうわけで今その建物の前。

『おかしいな...面接10時からって言ってたのにでないんだけど』

ピンポーンピンポピンポーン

流れる静寂。

場所間違えたかな？
もう1回押して出なかったら交番いこう。

そう思い再度チャイムに指をつけた途端、

ガチャ

ドアが空いた。

「うるさいんだけど。キル逃したじゃん」

出てきたのは前髪ちょんまげ男。

『....はい？』

それが私の第一声だし、未だに理解が追いつけない。