先輩。好きです。孤爪研磨

昼休み。貴方side ページ10

トサカ…改め黒尾先輩にいわれて昼休みの屋上。
一人もなんだから友達改め友美にもついてきてもらったが失敗かも。
友美は横で顔を真っ赤にしている。
そして黒尾先輩の隣には。

ずっとスマホを触っているプリン先輩がいた。

スマホで何してるのかな。

気になる中、黒尾先輩の説明は始まっていく。

話した結果。
私は仮入部することになりました。

今日から仮入部ということになって
あ、ジャージ持ってきておいてよかったなぁなんて思った。

一応元マネージャーだから仕事はわかるけど、男子と女子じゃ練習なんかもハードになると思う。
ましてや強豪校。
覚えることはたくさんありそうだ。

黒「じゃあ、今日からよろしくな！ほら、研磨もゲームばっかりしてないで挨拶しなさいな。」

「え？！ゲームしてたんですか？」

研「え。うん。」

「なんのゲームですか？私もゲーム大好きなんですよ！」

研「スマホだからつんつんだよ。基本はゲーム機触ってる。」

黒「あーこいつゲーム依存症だから。」

そう言っている黒尾先輩を冷めた目で見るプリン先輩。

なんて良い先輩なんだ。

そしてチャイムが鳴り教室に戻ることになった。
あー今日部活終わったらゲームの話できたらしよ。
そう思っていたら

研「じゃあ今日からよろしくね。杉原さん。」

少し笑ったプリン先輩に胸が高鳴ったのはきっと気のせい。

その横で友美が笑っていたのには気付かなかった。

その頃。

黒「研磨にしては上出来の挨拶だな！」

研「俺だって挨拶くらいできるよ。」
なんだと思っているのやらみたいな顔で歩く研磨とにやける黒尾であった。

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