大切な君 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:5,826 hit

4 ページ6

累君は、あの日を境に元気がなくなった

私は、心配で忙しくても毎日会いに行った

そんなある日、私は、風邪をこじらせてしまい3日会えなかった

やっと治り累君に会いに行くと、
歩くことも、ままならなかったはずなのに歩いていた

そして髪が真白で目の色も赤く変わっていた

そして、累君からは、血の匂いがした

　「る、累君...？」

累君は、嬉しそう笑ってこちらを振り向いてくれた

累「あっ郡来てくれたんだね！久しぶり風邪治ったの？」

さほどなかった私との距離をゆっくりと詰めてくる

　「あ、歩いて大丈夫なの...？それに髪も目もどうしたの？」

累「うん。無惨様が治してくれたんだ。その代わりに人を食べないといけないけどね」

食べる？人を...？累君が？

それは、

鬼っていうこと？

　「よかった...」私は、そうつぶやいてしまった

言った私自身も驚いてしまった、でもそれ以上に累君は、驚いていた

累「なんで...？父さんも母さんもよかったなんて言わなかったのに」

ホントだ、
　「どうしてだろう.でも累君が元気になってくれて嬉しいから(泣)」
言葉にして自分の気持ちが、分かった

累「ありがとう...これからもずっとそばにいてね郡」

　
　「うん」