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《まず…どこから知りたいです?》
…え、そうくるとは思って無かった。
「え、じゃあ…お前誰?」
うん。最初の疑問だ。
俺の状態についても聞きたいが、まずお前の事だわ。
《えっ!私の所からですか?
…簡単に言いますと…貴方の使いですね。
つまり、貴方は私のご主人でございます。》
「や、意味分かんねぇよ。主人とか、人生のサポートとか、使いとか。」
《貴方が望んたんじゃ無いですか?》
「は?」
《貴方がこの世界を壊したいと、狂わしたいと願ったんじゃないですか?だから私は貴方のその望みを叶わせる為に来たんですよ?》
…っ!何…この威圧感。
多分…普通に言ってるんだろう。
《どうしました?》
「それが…どう関係あるんだ?確かに…死ぬ時に望んださ。でも…」
《えぇ…それで貴方はスイッチを押しました。それで契約は成立です。『Guiltyroad』は貴方の望みを叶えるアプリ。そして、私はその望みの為にサポートしていく使いです。》
「…何となく分かった。…使いとは、そのアプリ使ってる奴ら全員なのか?」
もしそうなら、コイツ量産型だな。
《いえ、違いますよ。貴方だけです。》
「なぜ?」
《貴方はポイントが既に100万P貯まっています。ランクはS、Sランクの人のみ私の様な人がそれぞれついています。まぁ、Sの人なんて、今の所貴方だけですがね。》
「俺…だけ。」
《はい。つまり貴方はGuiltyroadのトップ。誰も貴方に逆らえない。》
逆らえない…
《Sランクの貴方は、ミッションの内容を指示出来る。内容に寄っては、世界を壊すことも可能ですよ?》
…っ!そんな事が有り得るのか…。
それって…!!
《貴方が言う、つまらない世界を壊す事が出来る。壊すもよし、狂わすもよし。どうです?》
「興味が湧いた…。俺に手を貸せ。」
ニヤリと翔は笑う
《そう言ってくれると思っていました。》
微笑みかけるソイツ
…あ、名前聞いてなかった。
「お前名前は?」
《無いです。はい。道化師とでも、ピエロとでも、好きなように。》
そう言ってソイツは笑う
「…じゃぁお前はベル」
《ベル!?ご主人、貴方名前付けるの壊滅的に下手ですね。》
馬鹿にする様にベルは言う
「うるさい!!お前のそうリンリンうるさいからベルにしたんだ!!」
《酷い!!でも…》
?フット笑ってベルは言う
《気に入りました。…それじゃ宜しくお願いします》
「あぁ…宜しくな。」
《えぇ…宜しくお願いします…ね?》
不敵に2人は笑った。
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作者名:紅月彩
作成日時:2018年1月7日 12時