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#14 ページ16

ー大学ー



一限目が終わり、次は二限と言う所で、俺は家に帰る事にした。

理由は簡単、この世界に慣れていないから。



正直、何が何だか良く分からない。

あの、Guiltyroadについても、もう少し調べる必要がある。


俺は、適当な理由をつけて、早退する事にした。

まぁ……いわゆるあれだ。サボりだ。



早退する事を、上杉さんに言うと、本気で心配させてしまった。正直、申し訳無い。

適当に立ちくらみがしただけだから、などと嘘をついて、大学から逃げて来た。



歩いてる時、思った事なんだが、

通行人、特に女が、出た時も、電車でも、毎度毎度チラチラと俺の事を見て、ウザイったらありゃしない。

前世は、イケメン、リア充爆ぜろとは思っていたが、これはこれで考え物だ。



《ご主人〜サボりなんていけませんよォ〜!》

「思っても無い事を言うな。」

《本心ですって☆★》


そう言ったベルは、楽しそうにクルクルと回っている。

ほら、サボれて良かったんだろ。
嬉しそうじゃないか。



そうこう言い合いをしている間に、もう家へとついてしまった。



鍵を開け、中に入る。


部屋の中に入り、少し休憩しようと、椅子に座ると、ベルから言われた。


《ご主人!私ちょっとお出かけしてくるので〜家にいてくださいね!それでは★》

「えっ、ちょっ!?……………あ」


ベルは、そう言うが否や、窓に手を掛けて、どっかに飛んで行ってしまった。


呆然としつつも、ベルがわがままなのは、今までに身をもって知っている為、1つため息をついて、窓を閉めた。


しかし、コチラとしても好都合である。

俺の事についても、調べたかったし………


俺の勘が、ベルはまだ信用するなって言ってるから、良かった……のかな?




俺は、パソコンを取り出して、調べ物を始めた。

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作者名:紅月彩
作成日時:2018年1月7日 12時

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