国立三つ葉異能力学園！！3 (ページ27)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:4,321 hit

#101 推理ページ27

暇そうにして居る彩達の側では、圭、大牙、咲夜、一輝の4人が必至に推理していた。

幽霊のせいかもしれない。この可能性が少し薄くなったおかげで、咲夜も話し合いに参加してくる。

「ちょっ、ちょっと待ってよ！大牙君の通りで、幽霊の性じゃ無いとして、じゃぁ、一体何が原因なの？」

「そこなんだよ。疑問は。」

大牙の話しにより、新たな疑問が浮上してきた。

《じゃあ、同時にやるとして、何が原因で起きているのか》

「………カセットテープとか？」

圭と咲夜に詰め寄られ、モゴモゴとようやく絞り出した答えを言う大牙。

「「絶対無い！！」」

見事に打ち消された。

「そもそもわざわざ沢山の場所にカセットテープ置いてそんな事する、理由が無いだろ！！」

「……愉快犯だったら？」

「…大牙、その可能性まで考えたら、キリがないぞ。」

「一輝の言う通りだよ！！」

3人に責められ、「じゃぁ何なんだよ……」と、ちょっとずついじけていく大牙。

そんな大牙を呆れ顔で見つつ、圭は顎に手を当てて悩む。

「…うーん…？」

1人悩む圭を横目で見つつ、咲夜はまさかねぇ～何て言いつつ、笑いながら言った。

「アハハっ～なんだろー……異能とか？」

「いや、校則で、基本は使っちゃダメだからな。」

「だよね～一輝ー…アレ？巧君って…？」

「あ？あぁ、アイツは制御不能だからな。それに攻撃系じゃないし、そこまで言われて無いんじゃないか。」

「へー」

少し驚きの表情を見せる。

咲夜、一輝、大牙は、またも首を捻らし、頭をこんがらがらせる。

そんな中、圭は1人有り得る……と、呟いた。

それは唯の妄想で、確証何てものは、０に等しいけれど、1番有り得る方法として、コレしか浮かばなかった。

バラバラだったピースが、1つ1つ、カチリ…と音を立てて、繋がっていく。

「どうしたの？圭君」

ずっと黙っている圭を心配して、咲夜が聞いた。

バッ！！

「！？」

勢いよく頭を上げたかと思うと、圭は興奮したように言った。

「異能が！原因だ！！」

「「「はぁ？」」」

それは、一輝によって却下された、咲夜の意見であった。