国立三つ葉異能力学園！！3

#92 学校なう ページ18

in＿学校




「…さて、学校に着いたわけだけど！！何か聞こえる！？」

「巧、静かに」



ナイス、圭。




耳を澄まし、目を瞑るが、大牙があばばばばと言って震えてる声と、咲夜の息を抑えようとして頑張る、服が揺れる音と、ピアノの音しか聞こえなかった。






………ん？ピアノの音！？






「た、巧！！何かきききき聞こえる！！！」


巧のパーカーを引っ張りながら、死にものぐるいで言う大牙。


ちょ、大牙。巧が凄い怒ってるよ……あ、



……ご臨終です。





巧が大牙を宥めた後(方法は言わないが)、待ってましたと言わんばかりの顔になった。




「皆！！」

「「！？」」

「聞こえたね！」


「私は、聞こえてない聞こえてない聞こえてない聞こえてない聞こえてない聞こえてない聞こえてない聞こえてない聞こえてない聞k「聞こえてるよね？」………………はい。」



震える咲夜を、そのお得意の笑みで黙らせた後、巧は言った。




「いいかい？実はこのピアノの音、昼や夕方でも聞こえるらしいんだ。しかも、真夜中と言うよりは、9:00頃だしね。それってさ……不思議じゃない？
謎だよね？」


「謎じゃない！！」
「謎だよね？大牙？？」
「はい。」



「だから僕達は、この謎を解明しなくてはならない！」


めんどくさっ！！



そして、どこから出したのか、探偵服を着て、巧は言った。







「さぁ、行くよ！！ワトソンくん！」

「「ワトソンだれだよ」」

「そこは乗ってよ、彩ちゃん圭くん！！」

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