#108 終幕 ページ34
「もーゆっきー酷い。」
部屋に戻された時は、すっかり時計の針は12時を過ぎていた。
と言うか、何故巧は怒られなかった!!
アイツ!!!
「ま、監視カメラいじって、僕映らない様にしたからねぇ〜」
腕時計いじってたのは、こうなる事が見えてたからか!!ずるい!!
つか、ナチュラルに心読まれてるんだけど………うん、気にしないことにしよう!!
「……っあ!!」
「「………?」」
何かを思い出したのか、音也がハッと顔を上げた。
「どした〜?」
「…嫌、僕皆が話した日はピアノ引きに行ってないなーって………それだけ。じゃ、おやすみ。」
そう言って、自分の部屋に帰った音也。
固まる6人
「じゃぁ……」
「俺達/私達が聞いたのって」
「………何?」
ゾワァァァァァァァァァァァア
ブルりと身震いして、私達6人は、さっきと自分の部屋に戻り、布団を被って寝た。
《第一音楽室》
一人の少女が、ある一つの曲を引き終えた。
彼女が引いたのは、フランツ・シューベルト作曲、『軍隊行進曲』
あるゲームに使われた曲だ。
引き終えた手を少し見て、ニコリと嬉しく笑った後、彼女は淡い緑色の光に包まれて消えていった。
七不思議とは、侮れないものである。
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紅月彩(プロフ) - 水無月鈴風さん» ありがとうございます!!更新がんばります! (2018年5月21日 16時) (レス) id: 12d23b88e4 (このIDを非表示/違反報告)
水無月鈴風 - めっちゃ面白いです!これからも、更新頑張ってください! (2018年5月21日 12時) (レス) id: f30372dcff (このIDを非表示/違反報告)
紅月彩(プロフ) - 鵲 昴さん» 説明無しの俺氏←←大丈夫だよー (2018年5月11日 6時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 紅月彩さん» そーなんだ!ごめんね (2018年5月11日 6時) (レス) id: d8d70887c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅月彩(プロフ) - 鵲 昴さん» あぁ、アレ、アレで合ってるよ。一宮咲夜で、咲くだから、桜で桜ノ宮なの。偽名、偽名 (2018年5月11日 5時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月彩 | 作成日時:2018年4月8日 14時