#38 新たな訓練 ページ39
次の内容は、手の甲に表示されているポイントを、色々と訓練を受けて、B級昇格までの4000ポイントにする と言う事らしい。
私の手の甲には、1000と表示されている。
「うわぁ、あの人達2000からだぁー！」
「あの人なんて、3000だよ！？」
きゃぁきゃぁと、Ｃ級隊員が声をあげている。
人だかりが出来ていた。
中心を見ると、敵を30秒でぶった斬った、茶髪の男の子と、ショートカットのちょっと目付きの悪い女の子が居た。
先程の訓練は、見たり見なかったりだった為、誰がどうとかは、知らない者もいる。
どうやら男子の方が3000。
女子の方が2500らしい。
「すいません。ポイントって、何で1000からじゃない人もいるんスか？」
近くに居た、嵐山さんに聞く。
「あぁ、ボーダーの方で素質が高いとされた者は、即戦力になる為にすぐB級に上がれる様になっているんだ。」
「へーそうなんですねぇ〜ボーダーも大変ですねー。」
「興味無さそうだね…」
「あぁ、すみません。」
苦笑いする嵐山さんに、ペコりと謝る。
別に、自分のポイントが1000からなのに不満を持っている訳では無い！断じて！！
「どうした、柊。浮かない顔をして。」
こ、この、低くて大人な風貌の！大好きな声は！！
「忍田さんっ！！」
「大きい声を出すな。」
「はい！すみません！」
敬礼して答える私に、全くもう…と呆れ気味の忍田さん。ため息もダンディですね。はい、好き。
フッ…とにこやかに笑ったと思ったら、おもむろに私の頭に手を伸ばし、撫でてくる。
何処かぎこちなくて、耳が赤くなっている忍田さんを見て、トキメキ過ぎて死にそう。
「し、忍田さん！どうしたんですか？」
「イヤっ…不満そうな顔をしてたからな…。」
死にそう。好き。
守りたい、その微笑み。
「…不満なのは別ぃー？なぁーんで1000からなのかって！」
ほらっ！と手の甲をぐっと忍田さんに近づける。
いきなり近づけたもんだから、忍田さんは大袈裟に私の手を避けた。
「あぁ、それはな。柊は、ここに来てまだ全然経っていないだろう？ボーダーにも慣れていない。今のトリガーに慣れる。と言う目的の為にも、沢山戦って欲しくてね。」
「そう言う問題でしょーか？
分からなくもないですけど。」
ブチブチと不満を言う私に、困った様に笑う忍田さん。
困っている顔も素敵。
その顔に免じて、このお話は許してあげますね！！
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佑妃奈(プロフ) - ��がいいです！ (2021年12月2日 17時) (
レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
りいしゅうしゃん(プロフ) - はじめまして、よければ名前を変えれるようにしてほしいです！わがまま言ってすみません。応援しております。頑張ってください。 (2021年12月2日 16時) (レス) id: 4cc67b4506 (このIDを非表示/違反報告)
＊舞夜＊(プロフ) - アンケートできないのでこっちにコメントしときます！ �，�いいです！！ これからも忍田さんとの絡み楽しみにしてます(^▽^)/ (2021年11月16日 18時) (レス) @page45 id: a571a62cd6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月彩(プロフ) - みくさん» 本当ですか！？ 教えて下さり、ありがとうございます🙇♀️🙇♀️ 限定共有の形になっていたので、リンク知ってる人皆出来る、の形にしたのですがアンケートできるでしょうか……😓 (2021年11月8日 13時) (レス) @page45 id: bda5f23807 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - すみません…アンケートのリンクに入れないです…コメントで話しましたが一応アンケートの方にもしとこうと思ってて… (2021年11月8日 12時) (レス) @page45 id: ee1511a796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅月彩 | 作成日時：2018年2月25日 16時
