国立三つ葉異能力学園！！ (ページ50)

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#47 教室までページ50

高校生にもなって、はぐれるかーっての。

「ﾌﾌ…そう言いいながら、迷いそうで怖いねぇ～」

「スバル…」

「その目はなんだい？」

「別にぃ？何時も通りだけど？てか、2年こっちついて来ていいの？」

「クスクス…大丈夫だよ。終わったら、そのまま解散だからね。2年の校舎もこっちだからね。」

「あっそ。」

私は別に話すこともなく、無言でいる。すると、向こうから話しかけてきた。

「にしても、この代はすごいね。A組が定員全員いるんだなんて。」

「そんなに凄いことなの？」

「そうだよ。A組ってさ、詳しくはこれから話されると思うけど、B組と決定的に違う“何か”を持っている人達が集まるんだって。
詳しくは僕も分からないんだけどね。」

“何か”…ねぇ～

「A組が存在しなかった代もあるんだよ？」

「え、マジ！？」

「うん。僕達の代も15人しかいないからね。」

「うわぁ～」

したら、この代すごくね？
全員居るって……どんだけ強い奴らだよ。

そうこうしている内に、教室に着いた様で、私はスバルと別れ、教室に入った。

中を見渡す

見た目だけでも、個性豊かな奴らがいることは分かった。

何故かって？

だって白衣着て怪しげな薬持ってるロリとか、なんか難そうな問題解いてるガリ勉とか、金髪の明らかに外人の血入ってるだろ的な子とか、色々いるし。

「お前ら～自己紹介でもしてて～職員会議だから～」

…担任雑だな！

私はとりあえず、席に座る

20人しかいない為、5×5の席では、5つ余りが出た。

列の順番的に、私が先頭で圭、一輝、島南の順番だった。

先生が出ていくと、一人の男子生徒が前に立った。

彼はいわゆるイケメンと言う奴なんだろう。

体からイケメンオーラが凄い。
…し、なんか優しそうだ。

「僕の名前は切島水葉(きりしまみずは)さっき先生が言ってたんだけど、自己紹介でもどうだろうか。
ほら、初めて一緒になった人もいるだろうしね。」

この方が水葉さん！
てっきり女子だと思ってました。すまない。

「じゃぁ！私からするね！！」

そう言って、咲夜が立ち上がった。

おっとこの流れ、全員やるのかな？？

そうして、イケメン水葉君のせいで、先生が来るまでの間、自己紹介をすることになった。