#30 大牙VS蔓 ページ33
一輝と2人で力を合わせて敵を倒す。
…うふふ…こういうthe友情!!みたいなのやった事無いから、憧れてたんだよな〜
あ、そいや圭…どこだ?
まっいっかぁ〜!!
俺は、さっきの蔓の女を相手する。
「あぁ…蔓から逃れられたのですね。…ですが、すみません。B組の勝利の為なので…。
捕まってください。」
閉じていた目が開き、妖艶な笑みを見せる。
「フッ…寧ろ貴様こそ大丈夫なのか?焔の使い、フェニックスの餌食になるぞ。生憎俺は、他のやつよりは優しいからな。逃げる時間を与えて遣ってもいいんだが。」
ニヤリと笑いながら言う。
俺は、右手の手袋を外した。
「…でも、貴方。異能力使えませんよね?使えるならば、先程の時点で、もう使用しているハズ…なのに、使用していないと言うことは、異能力の発動には、間を置いてやらなければならない。
などと言う、条件がある筈です。
だから、今は使えないと思いますよ?」
「…」
「図星ですか?」
…図星ですよ!!
ど、どうしよう???
…あっ!すみっこで、体育座りしてよう。
ば、バレないように…。
「…慌てふためくのは、ご自由になのですが、コチラにも都合というのが有りますので…、攻撃再開…しますね?」
そう言って女は、また俺に蔓を伸ばしてきた。
クッ…!!
「そう簡単に捕まるか!!」
自分に伸びてきた蔓を掴み、投げ飛ばす。
棘が少し痛かったけど、気にしない。
体制を立て直して、相手に攻撃を仕掛ける。
女子…だけど、そんな甘い相手じゃないよな…。
俺はこれでも…龍翔院家の長男だから…な。
体術も、少しながらだか、取得している!!
近づく俺に向かって、蔓が伸びてくる。
交わしながら進む。
突如…
足がいきなり引っ張られた。
それは、見ると蔓で、地面を伝い下から出てきたのだ。
クソっ…!!
足のせいでバランスが崩れ、転んでしまう。
女は、そんな俺の手も縛り付けてきた。
これで俺は身動きが取れなくなってしまったのだ。
「…すみません、さようなら。」
俺は、目の前にある女の顔を見つめる。
首に向かって、鋭い棘のある蔓が迫ってくるのが感じた。
…あ…
「なっ!?」
突如
目の前の女は、木っ端微塵になって、散っていった。
顔や体に、盛大に返り血を浴びる。
「ま…こんなもんか。ちょっと、時間かかりすぎた。」
外した手袋を見ながら、俺は言う。
回復に必要なのは約5分+体力
…間に合って…良かったな
一輝はどうだろうか。
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紅月彩(プロフ) - 千早さん» ありがとうございます!励みになります! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
千早 - 面白かったです! (2018年2月15日 9時) (レス) id: 28c0056888 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 佐久間出てきた(笑) (2017年12月3日 20時) (レス) id: 0eb3fb4283 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月彩 | 作成日時:2017年11月30日 19時