国立三つ葉異能力学園！！ (ページ27)

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#24 弓矢ページ27

白龍に乗った俺達は、Bから逃げる為に空へ逃げた。

「これで…もう、追いつかれないか？」

大牙が目を真っ赤に腫らして聞いてくる

…大牙ぁぁ…。
そんなに怖かったのォ？

「ひとまずは…という所かな。もし、Bに空中戦できる奴が居たら、戦わないとだし。」

「え～。恐いぃ～。」

腰クネクネさせるな！！
ウザイ！！

「圭、そんな顔で見ないで。」

おっと、顔に出てしまったようだ。
気をつけないと。

「少し…静かにしてくれ。」

「どうした？一輝。」

耳をすまし、地上を睨む一輝。

何を見ているのか、眉間に皺が寄っており、険しい顔つきである。

そして、何かに気づいた様に言った

「…何かが飛んで来る。」

「――――――――え？」

「ぎゃぁぁあ！！」

！？いきなり大牙が何に驚いたのか、叫んだ。

一瞬ではあるが、大牙の真横に弓矢が飛んで来た様に見えたんだが…。

「ゆ、ゆ、弓、弓！！と、んで来た！！」

半泣きの大牙

予想的中。大牙に向かってどこからか弓矢が飛ばされて来たのだ。

「あそこからだ。」

一輝が指差したのは、Bが固まっている地上。

よーく見ると、1人の女の子が弓を持ってコチラに放っているのが分かる。

「うおっ！！」

その正確性は確かなもので、俺達を完全に狙っている。

「どうする？圭。」

一輝が俺に聞いてくる。

倒せるならば、倒しておきたい。
厄介だから。

しかし…空中から届くか？

「ぎゃぁぁあ！圭！！攻撃するなら、早く言って！！」

考えている時間も弓矢は飛んでくる。

少し悩んだが、やはりこれが１番だろう。

「敵を倒す。戦闘準備、開始。」