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#4 佐久間一輝と言う男 ページ5

圭がぶつかった奴は男で、私、圭、咲夜には、馴染みのある奴だった。

「「「一輝!!」」」

「おい一輝〜ぶつかるなんて、ひどいぞー」

「謝ったじゃないか。」

こいつは、佐久間一輝(さくま いっき)私達3人の友達で、咲夜とは幼馴染だ。

一輝は、昔から背が高くて目付きが悪く、正直に言って、ヤンキーに見えるがそうではない。
真面目で、優しいやつだ。髪は赤くて、つむじの方だけ黒い。学ランを着ていた。一輝も中学のころと背の高さ以外、あんまり変わってなかった。
なんか、圭と並ぶと圭は背が小さい方だから、圭が可哀想に見えてきた。

「おい彩。今俺に失礼なこと思っただろ。」

「ん??いえいえ、そんな事ありませんよぉ」

圭がジトっーとした目で見てくる。顔にでてしまってたようだ。気をつけないと…

それにしても、中高一貫だからか何気に騒がしいな。やっぱ皆、知り合いとかいるのか?
んー、でもちょっとこれは、騒がし過ぎないかなぁ?

「なんか、うるさ過ぎないか?」

おおっ!一輝、私の思ってたことを良くぞ言ってくれました!!

「確かに、なんか知らないか。咲夜?」

「咲夜、最初の方に来たんでしょ?」

私と圭は咲夜の方に向きたずねる。

「あ、うん。それなんだけどね、多分…あの、黒板のせいだと思うの。」

咲夜が指差した黒板には、こう書かれていた。

『1年A組のみんなは、8:30迄に音楽大聖堂に来るように。荷物は持たなくていい。』

音楽大聖堂と言えば、異能力の戦い、中学では無かったけど、実技試験とかで使われる場所じゃないか。まあ普通に、ピアノとかもあって、演奏できるんだけどね。
そう言えば、中学3年のときの、進級試験も、そこでやったなぁ〜

「入学式とかじゃないのか?」

圭が言う。
確かに、普通に高校の入学式だろう。騒ぐ必要性が感じない。

「でも、普通なら、体育館じゃないかな?この学校、面積広いからさ、体育館2つもあるし。」

「それもそうだね〜わざわざ、音楽大聖堂でやる必要無いもんね。」

圭は、咲夜の意見を聞いて、疑問を解決したようだ。私も、咲夜の意見で納得した。
体育館だって、広いんだ。入学式くらいできるだろう。

そんなことを3人で悩んでいると、一輝が

「考えても無駄だろ。来いって書いてあるんだから、行ってみた方が、疑問解決が早いと思うが。」

男前だな!!なんか色々と頼りになるよ!

「それもそうだね。」

咲夜のこの言葉で、私達4人は、音楽大聖堂の方へと向かっていった。

#5 音楽大聖堂にて→←#3一宮咲夜



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設定タグ:異能力 , 学園 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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紅月彩(プロフ) - 千早さん» ありがとうございます!励みになります! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
千早 - 面白かったです! (2018年2月15日 9時) (レス) id: 28c0056888 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 佐久間出てきた(笑) (2017年12月3日 20時) (レス) id: 0eb3fb4283 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅月彩 | 作成日時:2017年11月30日 19時

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