#34 巧の気持ち ページ37
ー巧&咲夜ー
「ぜぇ…ぜぇ…あ゛やぢゃん…ちょっと、待って…。」
「た、巧君!?大丈夫!!」
「だ、大丈夫…。心配しないで、咲夜ちゃん。」
へろへろになりながら、彩を追いかける巧と、咲夜たち。
咲夜の方は大丈夫そうだが、巧は運動していないのがここで仇となり、ちょっとした事で、すぐ息が上がってしまうのだ。
「そういう咲夜ちゃんこそ、傷は治ったの?」
「足は大丈夫だよ。お腹は…痛い。凄く。
でも、大丈夫。…これくらい何とかしないと、やってけないよ。」
…咲夜ちゃん、強いな。
あーあ、本当なら彩ちゃんに任せてた方が楽なのにねぇ〜
咲夜ちゃんが、「彩ちゃんだけに殺らせるのはダメだよ!!友達として、ちゃんと協力!!」
とか言うから…。
咲夜ちゃんって、無駄に正義感があるというか……ハァ
そんなことをグダグダ考える僕。
いつの間にか、僕達は彩ちゃんの近くに来てたようで、彩ちゃんが斬った張ったしてるのが分かる。
「ちょっと!!何で咲夜たち来てるの!休憩してなって!!」
敵を斬りながら、こっちに向かって叫んでいる
「ダメだよ!私達も戦う!!」
咲夜も、彩に向かって叫ぶ
咲夜の返しで、少し悩んだ後、彩は、咲夜の方に向かって、大きな声で、「いいよー!」と
叫んだ。
「〜〜〜〜♪〜〜♪」
戦い始めると、どこからともなく、ピアノの音が聞こえてきた。
…?何だ、これ?
バタッ…
!?…隣を見ると、咲夜ちゃんが頭を抱えてしゃがんでいた。
敵の奴らも次々と倒れていく。
「…っ!?」
何…これ、眠気?
意識が…朦朧としていく。
視界がボヤけてきた。
視界が薄れて行く中で見たのは、平然と戦っている彩ちゃんの姿だった。
「彩…ちゃん。何で戦えるんだよ。最強かよ…」
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紅月彩(プロフ) - 千早さん» ありがとうございます!励みになります! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
千早 - 面白かったです! (2018年2月15日 9時) (レス) id: 28c0056888 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 佐久間出てきた(笑) (2017年12月3日 20時) (レス) id: 0eb3fb4283 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月彩 | 作成日時:2017年11月30日 19時