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#17 『全部お見通しさ...♪*゚』 ページ20

咲夜ちゃんが口と鼻を塞がれてる…。
息できるのかな?

後ろを向いて確認すると、もう水は取れていて、息はできてるようだった。

まぁ…内蔵破裂のせいで、動けないと思うけど…

敵がさっき放ったのは、ゼリー状の水だった。少しだけだが、形状の変化が可能っぽい。

ん〜敵が強いのか弱いのか…あまりハッキリとしてないねぇ〜咲夜ちゃんが善戦できてたんだから…って、うおっ!

「危な〜い!」

「1人でブツブツ気持ち悪りぃ。フッ…元々お前がターゲットだ。さっさと殺してやる!!この!もやし野郎が!!!」

へえーそう、もやし野郎…ねぇ?

「舐められたものだねぇ?君、僕に勝てないよ。」

「あ゛あ゛ん゛!?」

「だって、そう視えるんだもん♪」

「ごちゃごちゃうっせぇなぁ!!死ね!!」

敵は咲夜ちゃんにやったように、水をゼリー状にして、窒息死させようとして来る。僕はそれを、敵の力を利用して右に受け流す。

立ち直りは早いんだ…!

敵が来るよりも早くナイフを投げつける。
もう、片付けるか…ッグッ!?
異能力を棄て、拳で殴ってきた。…僕、殴り合いは得意じゃないんだけど…ね。

殴られた衝撃で、後ろへと飛ばされるのを何とか回避する。

…痛い。
訓練室のくせに、痛覚あるって、ウザったいね。

右から来るストレート、僕は異能力をフルで発動した。気づかないと、避けられないコレ。

大丈夫、僕はもう”気づいている“。

またもや来る、左の大振り。ナイフを盾にし、受け流す。僕はナイフで、敵の腕を切る。

「ウッ…!!グァ!!」

「痛い?痛いよねぇ〜?ウフフ…僕それ、腹にやられたんだけど…ん〜?」

涙目で僕を睨む。…最っ高!

1度後ろに戻り、壁に指してあるナイフを抜く。

じゃあ、片付けるか。

「巧君!!背後!!」

「え…?」

僕を襲って来た奴は、2人…。さっきまでいなかったけど。あぁそうか、透明になれる異能力なんだね。

チャンスを待ってたんだろう。その、大きな鈍器で、僕を殴ろうとしてきた。

まぁ、僕は振り向いて無いけどね。

だってほら…

「全てお見通しだもの。」

僕の異能力『読み取る目』は、見た相手.場所の未来を視ることができる。まぁ、3秒後までなんだけど…。また、視た情報から予測を立てることが可能。つまり、僕は戦いの中で最も有利!

背後から、殴ろうとしてくる黒髪の敵を、僕は足を蹴り飛ばす。

体制を立て直し、2人同時に僕の方へと走ってくる。

ん〜2人相手は、キツイねぇ。

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設定タグ:異能力 , 学園 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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紅月彩(プロフ) - 千早さん» ありがとうございます!励みになります! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 36ed1e2b30 (このIDを非表示/違反報告)
千早 - 面白かったです! (2018年2月15日 9時) (レス) id: 28c0056888 (このIDを非表示/違反報告)
鵲 昴(プロフ) - 佐久間出てきた(笑) (2017年12月3日 20時) (レス) id: 0eb3fb4283 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅月彩 | 作成日時:2017年11月30日 19時

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