8月31日 誕生祭まであと16日「基山タツヤ」 ページ8
「永世にもサッカー部が！？」
瞳子さんから聞いたときはとても驚いた。
今まで永世にはサッカー部はなかったけど、できるんだって聞いてわたしも嬉しくなった。
＊＊＊
それから数ヵ月後。
「治！行くぞ！」
「あぁ。いつでもかかってくるがいい」
みんなの練習する様子を見て、幼い頃を思い出す。
お父さん…星二郎さんがサッカーボールをプレゼントしてくれたとき、みんな夢中になってサッカーやってたなぁ。
わたしもやってたけど、今みたいにマネージャーとして見てる方が好き。
みんなが楽しそうにサッカーしてるところ見るのが好きなんだ。
「今日もヒロトさんは来ないわね」
「そうだね…」
吉良ヒロト…
私たちのお父さんの実の息子。
お日さま園にはいなかったから、永世学園に入学してから初めて会ったみたいなようなもの。
噂では、悪いお友だちと絡んでるんだとか…
「サッカー、嫌いなのかな」
「そんなことはないはずだよ」
「タツヤ…？」
私と玲名が話していたところにタツヤが割り込んで来た。
「あいつのサッカースキルは充分高い。本当にサッカーが嫌いなら、あんなボールコントロールはできないはずだ」
「じゃあなんで、練習に参加してくれないんだろう…」
どうしてなんだろうね。
みんなとプレーするのが嫌なのかな。
＊＊＊
それから数日後、雷門中との試合を控えた前日のこと。
寝る気分でもなかったからベランダに向かった。
どうやら、先客がいたみたいだけどね。
「Aも来たんだ、どうしたの？」
「空気吸いに来ただけだけど、タツヤは？」
「明日の事があって、なかなか寝付けなくて」
「そっか」
空にはぽつぽつと星が輝いている。
そして静かな時間が流れている。
「ヒロトと今日、話してみたんだ」
「そっか。手応えみたいなのはあった？」
「…あまりいい返事をしてくれなかったけど、なんだか来てくれそうな気がしてるんだ」
「来てくれるといいね」
「あぁ」
それからまた2人の間を風が吹き抜ける。
「あのさ、A」
「うん？」
「FFIで優勝したら、伝えたいことがあるんだ」
「伝えたいことって？」
「今は言わないよ。ただ、すごく大事なことさ」
なんだろう。
今すぐ教えてくれればいいのに。
「…留学とか？そういうのは早く言ってほしいな」
「…まだ秘密。だから、優勝できるように応援してて。明日も、その次の試合も」
「…わかった。楽しみにしてる」
そう言ってタツヤは部屋に戻っていった。
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ｶｴﾃﾞﾁｬﾝ - 遅いですが、タツヤ(ヒロト、グラン)！お誕生日おめでとうございます！ヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロト、、、、、、、、(うるさい&汚い)((殴 (2019年9月17日 21時) (
レス) id: d6ad2a27a2 (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ本アカ(プロフ) - タツヤ、誕生日おめでとう！ (2019年9月16日 13時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
Hana - タツヤ誕生日おめでとおおお (2019年9月16日 9時) (レス) id: da3268cf1a (このIDを非表示/違反報告)
落葉このは(プロフ) - 氷浦メグ本アカさん» わたしも100話とエイリア編観るつもりでした^^ (2019年9月15日 15時) (レス) id: b3eeeff4cb (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ本アカ(プロフ) - 明日はタツヤのキャラソン（初代だからヒロト）聞きながらポスター拝んで初代の１００話見るとするか。 (2019年9月15日 9時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：落葉このは | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/ayakayukik2/
作成日時：2019年8月28日 14時
