9月13日 誕生日まであと3日「基山タツヤ」 ページ34
…聞いてない。
タツヤおにいちゃんが
こんなかっこよくなってるなんて聞いてない…
私は、4歳のときに一時的にお日さま園で暮らしてた。
パパとママが亡くなって、
私を引き取ってくれるおばさんの家の準備が済むまでの、1ヶ月だけ。
当時の私は人見知りで、相当怯えてたと思う。
そんななかで、私によく話しかけてくれてたのはタツヤおにいちゃんだった。
よく遊びに誘ってくれたし、お話ししてくれたし、本当に優しいおにいちゃんだった。
お別れのとき、私めちゃめちゃ泣いちゃって。
タツヤおにいちゃんはまた会えるよって撫でてくれた。
今年から、おばさんがお日さま園の近くに引っ越すことになったから、わたしもそれについてきた。
学校変わるし不安だけど、久しぶりにタツヤおにいちゃんに会える…！
と思ってきたら、思ったよりずっとかっこよくなってた。
無理、話しかけられない…
なんか恥ずかしい…
よく考えたら私とタツヤおにいちゃんは3つ離れてる。
頑張っても、同じ年に学校に通えない。
軽くショックを受けながら、私は登校初日を迎えた。
＊＊＊
帰り道。たまたまお日さま園の横を通った。
なんか、今になってみると小さく見えるな。
もう、6年くらい経つからかな。
「…A？」
声変わりもして、昔とは声が違うはずなのに。
なぜかあの人だってわかる。
「タツヤおにい…ちゃん？」
「大きくなったね。何年生になったの？」
「ごねん…せい…」
目を合わせられない。
この間見かけたときも無理だと思ったのに
こんなに近いの無理すぎる。
「Aももう5年生か…そういえば、どうしてここに？引っ越してきたの？」
うんって頷くことしかできない。
声がでない。顔が赤くなるのがわかる。
「そっか。おうちまで送ろうか？この辺人通り少ないし」
どうしようどうしよう。
声でないし。
「おねがい…します」
「じゃあいこうか！はい、手」
タツヤおにいちゃんが手を差し出してくる。
そういえばあの頃も、よく手を引かれていたなぁ。
「…なんだか懐かしいね。もしかしてA、久しぶりにあったから照れてるの？」
図星過ぎて私はぎこちなくうなずいた。
「あはは。あの頃と変わらず可愛いね」
それから私は首をふるしかできないままお話し(？)を続けた。
なんだか幸せだった。すぐ家についちゃった。
「じゃあA、また会おうね」
そう言ってタツヤおにいちゃんが私の頭をポンポンした。
あの頃と同じだ…
もしかしたら、私の初恋なのかも…
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ｶｴﾃﾞﾁｬﾝ - 遅いですが、タツヤ(ヒロト、グラン)！お誕生日おめでとうございます！ヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロトヒロト、、、、、、、、(うるさい&汚い)((殴 (2019年9月17日 21時) (
レス) id: d6ad2a27a2 (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ本アカ(プロフ) - タツヤ、誕生日おめでとう！ (2019年9月16日 13時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
Hana - タツヤ誕生日おめでとおおお (2019年9月16日 9時) (レス) id: da3268cf1a (このIDを非表示/違反報告)
落葉このは(プロフ) - 氷浦メグ本アカさん» わたしも100話とエイリア編観るつもりでした^^ (2019年9月15日 15時) (レス) id: b3eeeff4cb (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ本アカ(プロフ) - 明日はタツヤのキャラソン（初代だからヒロト）聞きながらポスター拝んで初代の１００話見るとするか。 (2019年9月15日 9時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：落葉このは | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/ayakayukik2/
作成日時：2019年8月28日 14時
