冬空の星3★ 【イナズマイレブン】 (ページ40)

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Episode.73【★★】ページ40

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「あ！円堂さん！こっちですよ！」

立向居くんが声をかけた先には、タキシードに身を包んだキャプテンが。
トレードマークのオレンジのバンダナは外さないんだね。
でも、やっぱりユニフォームとか練習着の方が似合ってるね。

「ふふっ…ははは…」

なんか急にエドガーが笑いだした。
まぁ、笑いたくもなるけど…

「いやぁ、似合っていらっしゃいますね」

ふふふって、笑いながら言った。
それがどうやらみんなの心にほんのり火をつけたらしく…

「ちょっと、今のは失礼なんじゃないですか？」

「そうでやんす！キャプテンを馬鹿にするなんて…！」

「やめろみんな。この気持ちはフィールドでぶつけるべきだ」

「でもよ」

「ならば、今ここでやってみましょうか」

随分余裕なんですね。
でもこんな誘い、乗りませんよね…？

「あぁ、受けて立とう」

「円堂…！」

いやマジですか？
でも、ちょっと面白そうかもね。

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「今から君に向かってシュートを打つ。君が止められれば私の勝ちです」

「あぁ！いつでもかかってこい！」

一息ついてから、エドガーはゴールに向き直る。

「エクス…カリバー！」

すごい力強いシュート…眩しい…

「すごいパワーでやんす…！」

「いかりのてっつい…！」

しかし、エドガーのシュートは力強すぎた。
いかりのてっついは、ものの簡単に崩壊してしまった。

「どうやら私の勝ちのようですね。さぁ、パーティ会場に戻りましょう」

円堂くん…
その場から動かないけど、ショックなのかな…

「…すげーや！」

うん…？

「あんなシュートが打てるなんて！すごいぜ！」

エドガーも面食らっちゃってるよ。
そりゃそうだよね、負けたのに…って感じだよね。

それからその日のパーティは、特に大きな問題もなく終わりを迎えた。

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「さぁみんな！今日は猛特訓だ！」

「「「「おう！！」」」」

「みんな、昨日のあれをみて、随分意気込んでるわね」

「そうですね。みんなの心に火がついたみたいです」

明日の試合に向けて猛特訓か…
熱いねぇ。太陽に負けないくらい。

「わたしたちも、まずは今日のお昼ご飯、たっぷり作りましょうね！」

「えぇ！」

ついに明日、世界大会での初試合です！