冬空の星3★ 【イナズマイレブン】 (ページ14)

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Episode.67【★☆】ページ14

アフロディが切り込んできて、壁山くんの新必殺技、ザ・マウンテンすらも回避してしまった。

「カオスブレイク！」

あの技は、さっき止められなかったシュート技…
正義の鉄拳は通用しない。
正直、もうダメだってわたしは思っていたけれど…

「いかりのてっつい！」

円堂くんも新必殺技を習得して、カオスブレイクを粉砕した。
そしてそのボールをヒロトくんがもってく。
相手に囲まれていたけれど、何とか切り抜けて走っていこうとした。
しかし利き脚を蹴られて体勢を崩しかけてしまう。

「ヒロト！」

鬼道くんのその言葉でなんとかもちなおして、利きと逆でパス。
そして鬼道くんは、豪炎寺くんへとパスをした。

「豪炎寺！！いけ！俺たちの挑戦がここで終わっていいわけがないだろう！」

しかしその言葉があってもボールがぶれて成功しない。

「豪炎寺！お前それでもエースストライカーか！」

「そうですよ！これじゃあオレが憧れた豪炎寺さんじゃないです！」

円堂くんと虎丸くんに、渇を入れられている。
豪炎寺くんも、焦らず頑張って…

「おまえの親父さんにも見せてやろうぜ。サッカーの素晴らしさをさ」

そう円堂くんがいったのを聞いて、豪炎寺くんもなにか決心したみたいだった。
不動くんからのパスを受けて、豪炎寺くんと虎丸くんは連携必殺技を繰り出す。

「タイガーストーム！！」

今度はぶれてない！その強力なシュートは、相手のGKを破ってゴール。
4-3、追い抜かしたぞ…！

「まだだ！」

アフロディがそう叫ぶ。
すごく熱い試合だ。どっちが勝ってもおかしくない。

「奈落おとし！」

チェが繋いだボールが、アフロディたちの元へ。

「カオスブレイク！」

勝ちたいという気持ちがこもったそのボールは、さっきよりも強力に見えた。

「いかりのてっつい！！」

シュートを止めている時間が長かった。
砂ぼこりが晴れたとき、円堂くんはゴールラインを越えていた。
ダメかも…と思ったけど、ボールはゴールライン手前で止まっていた。

「ピッピッピー！！」

4-3で世界進出！やった…！