冬空の星3☆ 【イナズマイレブン】 (ページ24)

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Episode.55【☆★】ページ24

緑川くんが砂木沼のボールを取りに行く。
調子良さそうだし、きっといける！
そう思ったけれど、かわされてしまう。
すごく悔しそう… 大丈夫だよ。

そしてリフレクトバスターが打ち込まれる。
だけど円堂くんの正義の鉄拳に弾き飛ばされる。
正義の鉄拳もパワーアップしたし、まだしばらく安心かな。

「監督…」って声がする。
振り向くと、汗だくになった風丸くんがいた。
どうしたの、そんなになって…

監督は虎丸くんと風丸くんを交代させた。

「風丸さん、お願いします！」

「あぁ」

ヒロトくんからのスローイン。
しかしそれは砂木沼にカットされてしまった。
また砂木沼に攻めこまれちゃうのか。そう思ったとき。

「風神の舞！」

風丸くんの新必殺技で、ボールを奪い返すことに成功した。
目金くんが、勝手に名前つけないでなんて泣いてるけど。
DFをやぶった風丸くんが豪炎寺くんにパスをする。

「爆熱ストーム！」

そのシュートは源田のドリルスマッシャーも打ち砕いた。
イナズマジャパンの初得点だ。
得点と同時に前半終了のホイッスルが鳴った。

＊＊＊

「すごく接戦だね…」

「そうだね、でもきっと勝てるさ。代表の座がかかってるからね」

「うん。頑張ってね」

「あぁ。応援よろしくね」

＊＊＊

後半はネオジャパンのキックオフから。
相手が蹴ってくるボールをヒロトくんがカットする。

「ヒロトくん…！」

ヒロトくんはそのまま緑川くんにパス。
信じてるんだね。緑川くんを。
そのパスを受けた緑川くんは、ものすごいスピードでDFをかわしていく。
「あれは…ライトニングアクセル…！」って目金くんが。
確かに眩しくて、加速している…ぴったりな名前だね。

そのあともヒロトくんからのパス、緑川くんのライトニングアクセルが続く。
そして豪炎寺くんの爆熱ストーム。これは決まった。

「真・無限の壁！」

あれは、千羽山の…
爆熱ストームは通用しなかった。
パワーアップしすぎ。

ウルフレジェンドも通用しなかった。
次はヒロトくんのシュート。

「ヒロトくん！！」

この声、届いたかな。
でも流星ブレードも、無限の壁には通用しなかった。
緑川くんのアストロブレイクもそう。
このまま、得点できないのかな…

砂木沼がボールを持ち、一気に攻めてくる。
でもみんなもう息が上がってる。
どんどん抜かれていってしまう。

がんばって…みんな…