冬空の星3☆ 【イナズマイレブン】 (ページ16)

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Episode.69【☆☆】ページ16

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「わぁ…」

思わず声を漏らしてしまうほどの絶景。
飛行機に乗るのは初めてだったから、余計感動が大きい。
雲海って、本当に存在したんだ。
街並みももう見えなくなっていて、ただ海が広がるばかり。
海も、思っていたよりもずっと広い。
今まで15年間生きてきたけれど、それでも知らないことはたくさんあるんだな。
…って、まだ15年しか生きてないか。

どのくらいでライオコット島につくんだろう。
何時間日本と違うんだろう。
あまり違いすぎると、日本にいる人たちに連絡したとき、迷惑になったりしないかな。
でも、朝と夜が全く正反対なのも面白いかも。
わたしがおはようって時に、みんながおやすみって。

「ライオコット島、楽しみだね」

「うん！世界からサッカー選手が集まるなんてわくわくだよ！」

隣に座る冬花ちゃんと、他愛もない話をした。

…しばらくしたらわたしは寝ちゃってたみたいだけど。

＊＊＊

「…ついたー！」

ライオコット島に上陸したときはまだお日様が上っていた。
なんだか変な感じ。向こうは夜なのかな？
ここからキャラバンに乗って、日本エリアまで行くみたい。

日本エリアに行く途中、色んな国のエリアを通った。
イギリス、アメリカ、イタリア…

イタリアエリアのあるサッカーコートで、あるチームが練習していた。
それは、イタリアの代表チーム、「オルフェウス」だった。
サッカーが好きなわたしはもちろん知っているチーム。
というか、サッカー好きならみんな知ってる。
なんと言っても、わたしはイタリアの白い流星、フィディオ・アルデナのファンなのだ。
テレビでしか見たことなかったけれど、実物もかっこいいなぁ…

あれ…
本物を見たらなんだか胸がドキドキしてきた…
なにこれ、一目惚れ…？
でもテレビで見たことあるし、まさかそんな…ね。

【ここから特別編への分岐ルートを書きます！更新をお楽しみに！】

そしてその練習の様子を少しみてから、日本エリアへ向かった。

私たちの宿舎は、ザ・日本みたいな感じだった。
外国なのに、どこか安心するような感じ。
早速部屋割りをして、自室に入って荷物を崩す。
窓からは、沈む夕日と、海辺が見えていた。
しばらくよろしくね、ライオコット島。