Episode.55【☆☆】 ページ2
勢いづいたイナズマジャパン。
虎丸くんが攻めてく！
だけど、ハーヴェストで阻まれてしまう。
緑川くんが砂木沼のボールを取りに行くけど抜かれてしまった。
そして相手チームのリフレクトバスター。
これもなんとか正義の鉄拳で打ち返した。
わたしは胸を撫で下ろす。
「…監督」
汗をかいた風丸くんが帰ってきた。走り込みしてたの？
「選手交代。虎丸に代わって風丸」
「お願いします！」
「あぁ」
＊＊＊
ヒロトくんのスローインから再スタート。
緑川くんに向かって投げるけど、砂木沼にとられてしまった。
「この先には行かせない！…風神の舞！」
あれは…！？風丸くんの新必殺技！？
さっきの走り込みで完成させてきたの！？
風丸くんはボールを奪うと前線にいる豪炎寺くんにパス。
「爆熱ストーム！」
源田のドリルスマッシャーを破って得点を決めた！
1-1！同点に追いついたぞ！
「ピッピー！」と前半終了のホイッスル。
頑張れ！勝てるぞ！
＊＊＊
「吹雪くん、さっきは大丈夫だった…？」
あんな高いところから落ちたんだもん…心配だよ…
「あぁ、もう大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
「うん…それにしても強いね、ネオジャパンは」
「守りも攻めもどちらも凄いからね。でも大丈夫。勝ってみせるよ」
「…そっか。頑張ってね！」
「うん。応援しててね」
応援しててね…か。
なんだかドキッとしちゃった。
わたしの応援、必要としてくれてる。
それがなんだか嬉しかった。
＊＊＊
ネオジャパンのキックオフから後半戦が始まった。
攻めてくるボールをヒロトくんがカット。緑川くんにパスをした。
なんだか、いい感じみたい。
緑川くんはDFを軽々かわしていく。あの必殺技は…？
「あれは、ライトニングアクセル…！」
目金くん、いつも技のネーミングありがとう。
ヒロトくんと緑川くんがうまくボールを運んでいく。
そして2回目のライトニングアクセルでDFをかわしまくり、豪炎寺くんにパス。
そして爆熱ストーム。これは決まった…！
「真・無限の壁！」
あれは、千羽山のDF技…しかもめっちゃ強い…
爆熱ストームは通用しなかった。
続いて吹雪くんにシュートチャンス。
「吹雪くん！！」
吹雪くんはこっちに目線をくれた。
でも、吹雪くんのウルフレジェンドも通用しなかった。
そのあともヒロトくんの流星ブレードも、緑川くんのアストロブレイクも。無限の壁が強すぎる。
もう、点を決めることはできないのかな…
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作者名：落葉このは | 作成日時：2019年7月10日 23時
