第二十話 6 ページ18
ーーーあの空間は心地良すぎた
だからこそ、自分が情けなくなる
今のオレには、あいつらと寄り添う資格など無い
あいつらは強く ーーーオレはあいつらに何もしてやれない
もっと強くならなければ ーーーシュウと、弾達と、剣城達とも一緒にいられない
「シュウの所に行くんじゃなかったのか？」
木の上に居たオレに、下から声がかけられる
その声に応じるよりも先に、声の主はオレの座っていた枝の反対側の枝に座った
白竜「……てっきり、木の上は苦手かと思っていたがな、剣城」
剣城「失礼な、そこまで弱くねーよ
あの頃と違って、枝から落ちるくらいなら対応できるしな」
今居る木は枝も太く、オレ達の体重で折れることはないだろう
最も折れて落ちたとしても、今のこいつは今背に広げている翼で身の安全を守る術を知っているが
……こいつにその木からの転落に纏わる悲劇があったことも、今はほぼ吹っ切れて居るともオレは知っている
ーーー剣城は出会って一年足らずで、変わり強くなったというのに
奴の数十倍生きているオレは、知ったことも出会った奴も増えたのに、殆ど変わらぬままじゃないか
剣城「……お前、今何を考えている？」
白竜「え？」
剣城「お前らしく無い……オレ達を拒もうとしたり、表情も沈んでいたし
何があったんだ？」
白竜「……別に」
剣城「“お前には関係ない”って？
お前こそ、オレに纏わり付き続けていたのに、よく言うな」
白竜「……」
……そうだ、最初は拒まれ続けてながらも、こいつに纏わり付いていた
嫌々付き合わせる仲となり、こいつの苦しみも知った
ーーーだが、こいつを苦しみから解放し、今の姿に変えたのは、オレでは無かった
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暗闇 夜乃 - どーも夜乃です！(元ねね♪です。名前変えました。)なるほど！参考にします！！やっぱり、さすがですね！！ あやかし少年少女物語、楽しみにしてます！！！ (2014年9月8日 15時) (
レス) id: 13b05c9826 (このIDを非表示/違反報告)
霧風あみり(プロフ) - ねね♪さん» 上手くはないですが……しいて言うなら自分も読者様も楽しめることを考えることでしょうか？ 展開が重くなってはいきますが、良い結末目指していくのでこれからもよろしくお願いします (2014年9月7日 23時) (レス) id: 4ef61b8c66 (このIDを非表示/違反報告)
霧風あみり(プロフ) - ちびねこさん» 惨状……！Σ（ﾟдﾟlll） いや、返信遅くなったからもう大丈夫だよね？ 健康管理気をつけよう (2014年9月7日 23時) (レス) id: 4ef61b8c66 (このIDを非表示/違反報告)
霧風あみり(プロフ) - 零華さん» いや……ぶっちゃけ両立できてませんよ、欲抑え切れんかっただけで← けじめつけるのも大切です、私も私生活もこっちもちゃんと両立出来るように頑張りますよ←←← (2014年9月7日 23時) (レス) id: 4ef61b8c66 (このIDを非表示/違反報告)
霧風あみり(プロフ) - 秋桜雷雨。さん» 引き締めは大事です！ そもそも私、ここまでエンジンかかるの遅かったからギリギリな結果になったし← そうはならないでね！←←← (2014年9月7日 23時) (レス) id: 4ef61b8c66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧風あみり | 作者ホームページ：http://lyze.jp/amirinnu/
作成日時：2014年4月17日 0時
