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七話 ページ9

《へー、お前妖祓いなのかー。》

《だから俺達が見えるんだなー。》

『まあね、でも見鬼は生まれつきなんだ。』

《生まれつき見えてるなんて、お前も大変だな。》


苦笑いしか出ない。
空条君の家にいた雑鬼たちがとても友好的なんだが。

さっきから物凄い勢いで話しかけてくる雑鬼たち。
生憎私は聖徳太子ではないので一部の話にしかついていけない。

それが気に入らないのか雑鬼たちが数匹私の腿をベシベシ叩く。
地味に痛いので正直やめて欲しい。


雑鬼たちを腿から退けようとした時、急に障子が開いた。


「おい、救急箱持ってきたぜ。」

『あ、ありがとうございます。』


腕を出せと言われたので大人しくそれに従う。

その時、一匹の雑鬼が思い切り私の腿を叩いた。


『痛っ!!』

「...やはり痛むか。」


違います。
なんて口が裂けても言えないが。

空条君の前で雑鬼たちと話すわけにもいかないので軽く睨みつける。

ケラケラと笑う雑鬼たち。
悪いヤツらじゃないのは確かだが、いたずら好きなのは困る。
今のがいい例だ。


「ほら、巻けたぜ。」

『わ、ありがとうございます。』


雑鬼たちに気を向けていた間に私の腕にはきっちり包帯が巻かれていた。
空条君、器用なんだ...。

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不登校の自殺志願者 - 次への扉 ページ50のとこで、「この優しい口調はっ!?まさかっ!?」ってなりました!!何て言うか、物語の進め方がすごいんですよね!すごく面白いです! (2019年3月10日 13時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 雷獄丸さん» そうですか!そう言っていただけるとこちらとしても書きやすいです!!コメントありがとうございます! (2017年8月27日 20時) (レス) id: 8c44b8d3b9 (このIDを非表示/違反報告)
雷獄丸(プロフ) - 夏目友人帳くらいわかるよぉ!wもぉwこれからの頑張ってくださいねぇ!w (2017年8月14日 11時) (レス) id: bbb567e10b (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 黒蛇さん» コメントありがとうございます!雑鬼はわたしも大好きなのでどんどん絡ませていきます!可愛さが伝わって良かったです! (2017年8月11日 17時) (レス) id: 51648f87ce (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - 雑鬼が可愛すぎてやばいです!雑鬼との絡みをもっとお願いします! (2017年8月10日 20時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魏杏妖遊 | 作成日時:2017年2月26日 20時

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