四話 ページ6
承太郎side
帰り道。
いつもとは違う空気だ。
女はいるが、いつものうるせえ奴らじゃねぇ。
静かで大人しく不思議な雰囲気のやつだ。
正直こういう女に出会ったのははじめてだ。
男勝りなやつやいつも笑ってるやつなら見たことあるが、こんなにも不思議なやつは見たことない。
今こうして一緒に歩いているということも不思議に感じる。
しかしさっきのは驚いたぜ。
急に墨と筆と硯を貸してくれなんて言われたら誰だって驚くだろうが、何より俺は【コイツが】それを言ったということに驚いた。
あんなに喋るやつなのか。
やはりいつも見ている静かなこいつは本当の加持Aではないんだな。
ちらりと斜め後ろを見る。
黙って俺についてきている加持A。
真っ黒な髪が朱色の空に映える。
純粋に綺麗だと感じた。
「...傷、痛むか。」
『え、あぁ、大分痛いです。』
急に話しかけられて驚いたようだが、普通に答えてくれた。
....不思議だ。
しかしまあ、大分痛いと言っている割に表情が変わっていないな。
おおよそ、本当は痛くないのに痛いと嘘をついているか。
はたまた、痛いが表情に出していないか。
おそらく後者だな。
相当深く切れていたんだ。
痛くないわけがねぇぜ。
加持Aの観察をしつつ歩いていると、家が見えてきた。
さて...あのアマになんて言おうか。
確実にめんどくせぇだろうな。
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不登校の自殺志願者 - 次への扉 ページ50のとこで、「この優しい口調はっ！？まさかっ！？」ってなりました！！何て言うか、物語の進め方がすごいんですよね！すごく面白いです！ (2019年3月10日 13時) (
レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 雷獄丸さん» そうですか！そう言っていただけるとこちらとしても書きやすいです！！コメントありがとうございます！ (2017年8月27日 20時) (レス) id: 8c44b8d3b9 (このIDを非表示/違反報告)
雷獄丸(プロフ) - 夏目友人帳くらいわかるよぉ！wもぉwこれからの頑張ってくださいねぇ！w (2017年8月14日 11時) (レス) id: bbb567e10b (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 黒蛇さん» コメントありがとうございます！雑鬼はわたしも大好きなのでどんどん絡ませていきます！可愛さが伝わって良かったです！ (2017年8月11日 17時) (レス) id: 51648f87ce (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - 雑鬼が可愛すぎてやばいです！雑鬼との絡みをもっとお願いします！ (2017年8月10日 20時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魏杏妖遊 | 作成日時：2017年2月26日 20時
