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四十話 ページ43

お家に上がらせてもらうと、案の定彼らはいた。


《お前また来たのか。》

『...なんかごめんね。』

《気にすんなよ。俺らだって、喋れるやつが来てくれると楽しいんだ。》


いい子たちだなー、と呑気に思う。




あの後結局空条君は動けなくて、ジョセフさんともう一人の男性によって部屋に運び込まれていた。

もう一人の男性は、モハメド・アヴドゥルさんという方だ。
アヴドゥルさんもスタンド使いだそうで、ジョセフさんと共に日本に来たという。

詳しいことはわからないが、どうやら厄介事が起こっているらしい。
私の勘だけど、スタンドが関係している気がする。


波乱の予感だ...。


そう考えながら、一心不乱に雑鬼の頭を撫で回す。


「Aさん、入りますよ。」

『あ、はい。』


アヴドゥルさんだ。
どうやら空条君は大丈夫だったようだ。


「少々お話を伺いたい。一緒に来てもらってもよろしいかな?」

『はい、勿論です。』


お話というか、事情聴取だよなあ...。

だがまあ、自分から首を突っ込んでしまったし。
それに、私しかできない事だから。


最低限でもいい。
彼らに伝えられること全てを伝えよう。


《なんだ、行っちゃうのか。》

《頑張れよ。》


私にしか聞こえない暖かい言葉。
振り向いて、微笑みながら口パクをする。




『』




あ・り・が・と・う









《アイツ何気カワイイよなあ。》

《ジョータローも惚れるだろうな。》

《ジョータローはないだろ。》

《......ないかなあ。》




✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


雑鬼さんそれフラグ。

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不登校の自殺志願者 - 次への扉 ページ50のとこで、「この優しい口調はっ!?まさかっ!?」ってなりました!!何て言うか、物語の進め方がすごいんですよね!すごく面白いです! (2019年3月10日 13時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 雷獄丸さん» そうですか!そう言っていただけるとこちらとしても書きやすいです!!コメントありがとうございます! (2017年8月27日 20時) (レス) id: 8c44b8d3b9 (このIDを非表示/違反報告)
雷獄丸(プロフ) - 夏目友人帳くらいわかるよぉ!wもぉwこれからの頑張ってくださいねぇ!w (2017年8月14日 11時) (レス) id: bbb567e10b (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 黒蛇さん» コメントありがとうございます!雑鬼はわたしも大好きなのでどんどん絡ませていきます!可愛さが伝わって良かったです! (2017年8月11日 17時) (レス) id: 51648f87ce (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - 雑鬼が可愛すぎてやばいです!雑鬼との絡みをもっとお願いします! (2017年8月10日 20時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魏杏妖遊 | 作成日時:2017年2月26日 20時

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