二十五話 ページ27
取り敢えず無事、家に着いた。
私服に着替え一息つく。
しかし、相変わらず嫌な予感がする。
なんだろう。
胸騒ぎというか、なんというか。
面倒事は勘弁だが、妖関連になるとそうは言っていられない。
もしかすると、もしかするかもしれない。
どうするべきだろうか。
とても気になるし、妖関連だったらむしろ行かなくてはならない。
それに、私が感じる【嫌な予感】は大体妖関連だ。
それがこんなにもはっきりとした予感。
強力な妖がいるのかもしれない。
私の力でどうにかなるような妖ではないのかも....
すると、誰かに肩を叩かれた。
誰かといっても、この家にいるのは私とカゲだけ。
振り返ると、言わずもがなカゲが佇んでいる。
その手には私の仕事鞄が。
なるほど、気になるのなら行けばいい、と。
『ありがとうカゲ。』
私の気持ちを誰よりもわかってくれたカゲ。
コイツが言うのなら行くべきだろう。
心優しい友から鞄を受け取り玄関へと向かう。
一応緊急時に備えて、走りやすい靴を履く。
靴紐をきつく結ぶ。
うっかり、なんてあってはならない。
『よしっ、いってきます！』
気合いを入れるように大きな声で言う。
それに対し、親指を立てるカゲ。
何故だろう。
少し可愛い。
私はカゲを撫でて家を出る。
少しだけ見えたカゲの嬉しそうな目に、心が安らいだ。
そんなやり取りをしている最中も、やはり嫌な予感がしていた。
だけど、行くべき場所なんてわからない。
取り敢えず歩き回ってみよう。
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不登校の自殺志願者 - 次への扉 ページ50のとこで、「この優しい口調はっ！？まさかっ！？」ってなりました！！何て言うか、物語の進め方がすごいんですよね！すごく面白いです！ (2019年3月10日 13時) (
レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 雷獄丸さん» そうですか！そう言っていただけるとこちらとしても書きやすいです！！コメントありがとうございます！ (2017年8月27日 20時) (レス) id: 8c44b8d3b9 (このIDを非表示/違反報告)
雷獄丸(プロフ) - 夏目友人帳くらいわかるよぉ！wもぉwこれからの頑張ってくださいねぇ！w (2017年8月14日 11時) (レス) id: bbb567e10b (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 黒蛇さん» コメントありがとうございます！雑鬼はわたしも大好きなのでどんどん絡ませていきます！可愛さが伝わって良かったです！ (2017年8月11日 17時) (レス) id: 51648f87ce (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - 雑鬼が可愛すぎてやばいです！雑鬼との絡みをもっとお願いします！ (2017年8月10日 20時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魏杏妖遊 | 作成日時：2017年2月26日 20時
