あっ無能です。 (ページ6)

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【５】ページ6

廊下に出て外の森に行く。
この時間帯なら多分ここにいるはず。
予想は的中した。
木の枝を使って鬼ごっこ?をしている。
ならチャンスだ。気配を消して相手に近づく。

シ「んっ………と…」

最初はポメラニアン。
相手が向こうに集中している時に素早く近づき木の上から突き落とす。
軍人がこの位で怪我してはおかしい。
すぐに立ち上がり私を見る。

シ「なんやねん……無能…俺を突き落とすとか、命知らずにも程があるやろ?w」

レ「一つ聞きたいんだけど、私のブレスレット汚したのシャオロン?」

シ「…それ聞いてどうするん?」

レ「答えてよ」

シ「ｯﾁ…せやで?俺が汚したんや」

やっぱり…と思いながら私はシャオロンの背中に素早く周る。

シ「ッ……!?速……!?」

シャオロンは避けようとするも遅い。
やっぱりグルッペンよりも弱い。
私はシャオロンの足を引っ掛け倒れたのを確認する。そして背中を踏み、こう言った。

レ「いつまでもナメないで貰えるかな」ﾎﾞｿｯ

シ「は……!?……グ…」

相手は気絶した。
気配が一つ。多分チワワの。
気配がする方にいつも装備しているナイフを投げる。少し避けるように調整したのでかする程度だろう。

コ「危な………なぁ無能何してんねん」

レ「私のブレスレット汚したのコネシマ?」

コ「…!せやで〜?それでどうするん?」

シャオロンと同じ事言うな…と思いながら木を蹴る。するとコネシマが乗っていた木はグラグラと揺れる。

コ「…!?は!?」

慌てて飛び降りるコネシマの溝落に蹴りをいれ気絶させる。後一人。

トントン視点

あ～ヤバい。レオが怒ってしまった。
レオが怒ると気が収まるまで誰も手は出せない。

ト「ちょ……レオ!!」

呼びかけるも聞こえていない様でツカツカと歩いていく。

グ「どうしたトントン?」

ト「あぁグルさん…狂犬達がレオ怒らせてもうてん…」

グ「ﾌｯwそれはヤバいな」

ん?グルさん今笑った?

グ「あ…そうだ!α国が宣戦布告して来た。
だから近々戦争があると思う。」

ト「また急やな!?まぁええで。いつでも行けるように準備しとくわ。」

グ「あぁ…流石トントンだな!」

ト「まぁそういう覚悟でついてってるんで」

グ「では…俺はそろそろ……」

ト「せやグルさん。書類…そろそろ出してな?」

グ「ｷﾞｸｯ」

あ…聞いてないふりして急ぎ足で総統室戻った。
あれはやってないな?w後で追い詰めとくか。