迷い猫

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これでよかったんだ……







MH「……もういいのか？」









「うん！」









決めたんだ、諦めるって、









さよならして、前に進むって。









MH「全然いいって顔してないけど？」








「いいの！！」








MH「もっと素直になれよ、

俺に話せばいいだろ

怒っても、泣いても受け止めてやる」









「……言わないし、泣かないし怒ったりしない」









MH「お前がそうやって強がるから

ダニエルはお前に何も言えなかったんだよ！」









「……。」









今まで助けてくれる人なんていなかった、









そんな時ダニエルが私を助けてくれて









この人には心配かけたくない、









迷惑かけたくない、そう思った。









嫌われたくなかったから。









MH「強がったって辛いだけだ。

自分で自分を励まして、

壊れたりしないって言い聞かせて。

結局壊れてくんだよ」









「そんなこと……」









MH「あるだろ！！

俺が好きになったAは

こんなとこで終わるやつじゃねぇんだよ。

なに人生の終わりみたいな顔してんだよ？

ダニエルが悔やむくらい、

人生楽しめ‼」









「どうして私だけ

素直にならなきゃいけないの！？

ミンヒョンさんだって強がってるくせに！」









いつもミンヒョンさんの









ミンヒョンさんのこと聞こうとすると

話変えられるし









何でいつも保健室にいるのか聞けば









誤魔化して逃げる。









そんな人からいくら素直になって言われても









なれるわけないでしょ！









MH「は？何のこと言ってんの？ 」









「ミンヒョンさんはいつも話してくれない

いつも一人で勝手に動くじゃん！

強がってんのはどっちよ！！」









MH「うるせぇ…俺はいいんだよ。」









そんなの自分勝手すぎる！









「もう私帰るから！！」









MH「あぁ帰れ帰れ、

よかったなもうダニエルのことなんて

考えてないだろw」









本当なんなのよ！！！









もう知らない！








私は帰り道がある方へ歩きだした、すると…









タクシーが私の横に止まった









ドライバー「Aさんですか？」









「…はい？」









ドライバー「家まで送るように

言われましたのでお乗りください。」









は？？

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