迷い猫

47MH ページ46

ダニエルにフラれたらキッパリ諦めるって？









アイツがAを手離すとは









思えないんだよな…









だってアイツ絶対まだAのこと好きだし









あー、結局いつも通り、









神様は俺に微笑まなかった









なら、今日くらい









Aを俺のものにしたっていいだろ？









MH「部屋戻って寝るぞ」









「はーい」









俺も、今日でキッパリ諦めるよ、









最初はダニエルから奪って









フラれたら強引にでも









俺の彼女にするつもりだったけど









やっぱ好きな人の笑った顔が見たい









だから俺はAをダニエルと結ぶ









もうAが幸せならそれでいいよ









MH「え、布団1つしかねぇの？」









「いくら探しても見つからなくて……」









MH「まぁ、、大丈夫さ。」









やべぇ、、俺我慢できるのか……









「明日早めに出たいしもう寝ようか！」









MH「おぅ、」









何でこいつはそんな平気なんだよ。









横にならんで寝転がって









電気を消したのはいいけど









寝れねぇよこんなの！！！！









「ミンヒョンさん、いつも私のために

いろんなことしてくれてありがとう」









俺に背を向けて寝ていたAが









振り向いてそう言った。









MH「何で今そういうこと言うかなーお前は」









俺はAの目を手で隠して









そっとキスをした









「……えっ？」









MH「なに驚いてんの？w

おやすみのキスだよ。」









「あぁー、おやすみのキス…」









MH「俺がお前のことを好きなのは今日で最後

明日からはもう俺はお前を好きなのはやめる」









「そっか……」









何で寂しそうな顔すんだよ、









Aが好きなのはダニエルだろ、









MH「だからこれが最後

A、俺はお前が世界で１番好きだ」









Aを抱き締めると









ちゃんと抱きしめ返してくれた。









あぁ、人の体温ってこんなにも









暖かくて気持ちいいんだ、









俺の心をいつの間にか溶かしてくれていた









MH「おやすみ。」









俺はAに背を向けて眠りについた。









ダニエルに幸せにしてもらえよ。

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