迷い猫

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DL「Wanna Oneがどうしたの？」


「同じ名前の人がいるから…」



DL「それ俺だと思うよ？」



なんて人と関わってるんだ私は


誰かに知られたらさらに嫌われる




DL「なんで嫌そうな顔するんだよ」



「さらに嫌われるなーって」



DL「女子に？」



「うんまあ、別にいいけど…」



DL「屋上のドア蹴飛ばすくらい

イライラしてたのに？w」




見てたんかい…



「アハハ…ハ。」


DL「俺の彼女になれば？」



「何言って…」



DL「俺が守るよ」



「そんなことしなくていい、

彼女つくらないんでしょ？」




DL「Aって猫みたいだな

心開いたと思えば、すぐ逃げて

でも誰かが飼ってくれるの待ってる」



別に待ってなんか…。




DL「俺のとこおいで？」





「いや」




DL「そう言うと思ったw

でもさ、見た感じ家出じゃないの？」



もうこんなにしつこく聞かれるなら


いっそ話した方が楽か、


「そう、家出、何か文句ある？」



DL「本当なつかないねw」



笑いながら優しく私の手を握った


DL「おいで？家に帰ろ？ 」





私はそのまま手を引かれて



握られた手の暖かさと


私に向けられる笑顔に


もう拒む気なんて無くしてしまった



DL「月がきれいですね」




「え…？」



DL「ん？」



何なんだ、カン・ダニエルってやつは



闇の中からスッと現れた


不思議な男



Wanna Oneの１人


DL「俺の家に住めばいい、


行くとこないのに家出なんて…

本当猫みたいw

これから俺が可愛がってあげるね(＾∀＾)」


そう言ってまた優しい笑顔をくれる…


今まで親にもそんな顔されたことないから


すごく嬉しくなった。


「ありがとう…ダニエル。」



DL「いいえ、よろしくのハグでもする？」



「いや！」



DL「またそうやって意地はるんだから…w

ま、これから俺の彼女としてよろしくね」



か、彼女として…！？



「無理！！！

絶対いや！」



そんなのますます嫌われる、



DL「んー、そんなに俺がいや？」


「いや。」



優しいやつだし、嫌いじゃないけど


めんどくさいことには首つっこみたくないし



DL「そう言われると

逆に好きって言わせたくなるなーw


一緒に住むんだし、

もう俺の彼女みたいなもんだけどね？

ほら、ついたよ！

ここが俺ん家」


うわー…めっちゃお金持ちじゃん…

どんだけデカいの！？


DL「まあ、正確に言えばみんなの家？」

え、？

それはいったいどういう意味でしょうか…

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