日常 (ページ9)

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MC「お疲れ様でしたー！いかがでしたか？」

「とても楽しかったです！」

アヤ「クオリティが高くて……すごかったです。」

MC「楽しんでもらえたようですね！」

すると、スタッフさんからいったん休憩の指示が。

カメラが止められてメイク直しが入る。

その時、

「ん？アヤ？どうしたの。」

アヤが背中側に抱き着いてきた。

「そんな怖かったの？」

アヤ「違います、疲れただけです。」

僕の背中に顔を埋めて話すアヤ。

心から対面希望なんだけど。

「ヌナ、ちょっとすみません。」

メイクヌナに断りを入れてメイクを中断してもらう。

「アヤ、離して？」

僕の言葉にスッと離れていくアヤ。

「こら、離れすぎ。」

どこまでも遠くに行きそうなアヤを引っ張って腕の中へ。

「大丈夫大丈夫。」

アヤ「子供扱いしないでください。」

「はいはい。」

ムスッとするアヤに頬が緩むのを我慢しながら抱き締める腕の力を強めた。

MC「では本日最後にいってもらうのはこちら！カップルの定番観覧車です！！頂上でキスをすれば良いことがあるとかないとか。」

撮影が再開し、MCの楽しそうな声が響く。

ありがちなジンクスに僕達は苦笑い。
もう永遠の愛は誓ってるんで。なんて思ってみたり。

「いってきまーす！」

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