日常 (ページ23)

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ｰKIBUMｰ

もう僕達は恐れおののいて横一列に並んでしまった。

『抱き潰しても、良いよ？』

尚期待している女性の声。

ん？
いや、違くね？
え、え、馬鹿なの？
鋼のメンタルなの？

テミナは今度はうっすく笑う。
それは最早怒りの表情で。

お姉さん、マンネの機嫌を損ねないで。

と言う僕の心の声も虚しく。

『ねぇ、テミン…』

更にテミナに寄りかかる女性に、4人で白目を剥く。

ﾃﾐﾝ「あー、今のじゃ通じなかった？」

口調は穏やかなのに、彼の瞳は怒りで光っていた。

そして彼は穏やかな表情のまま言い放ったのだ。

ﾃﾐﾝ「ごめん、僕、奥さんにしか燃えないんだよね。

てか、奥さんの身体以外反応しない。」

『っっ…！』

4人「「「「…(おいおいおいおい)。」」」」

ﾃﾐﾝ「君が惨めになるだけだよ？」

4人「「「「…(白目)」」」」

泣きながら走って逃げ去って行く女性に合掌しておいた。

その後にあっぱれテミン、と盛大な拍手をして4人でテミナを囲んだ。

けど。

ﾃﾐﾝ「で？可愛い可愛いマンネを怖いお姉さんから助けてくれなかった4人のお兄様たちは一体そこに突っ立って何してやがった…失礼、何しておられたんですか？」

「言い直す前のインパクトすご。」

ﾃﾐﾝ「はい？」

「いやもう、尊敬語まで使ってもらっちゃって。ヒョンは感謝感激です。」

ｼﾞｮﾝ「お前怖いお姉さん一撃で…」

ﾃﾐﾝ「なに？」

ｼﾞｮﾝ「ナンデモナイデス。」

にっこり笑顔で詰め寄るテミンに全員で逃げ出した。

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