story22. ページ22
◇
話したいから、とジェルさんたちは家に上がることになった。私はジェルさんにお礼を言ってお兄ちゃんを避けるように自分の部屋に逃げ込んだ。
『……ほんと。ばか』
布団に座り込みながら、ぽつりと呟く。
思い返してみると、お兄ちゃんはずっと私の事を守ってくれてた。今だってそう、それなのに…
『…ごめんなさい』
・
ななもりside
家に入ると、Aは俺の顔も見ないで部屋に駆け込んで行った。俺がため息をついたのを見ていたジェルくんが肩に手を置いて話しかけてくる。
ジェル「なぁ。なーくん、Aどしたん?なーくんのこと大好きだったやん」
ななもり「うん…、俺が…悪いんだ。Aも、もう子供じゃないもんね、子供扱いしすぎたかな」
莉犬「えぇ!Aと喧嘩しちゃったの?」
二人をリビングに通して、ソファに座らせた。いつもAが座っていた俺の隣が空いていて、どこか寂しさを覚えた。
俺はAが大切だった。ずっと大切にしてきた。
だからこそ、Aにはずっとお兄ちゃんって頼ってほしかった。
他の男には、取られたくなかった。
ジェル「…ほんまに。ここ兄妹は素直じゃないなぁ」
ふと、ジェルくんが笑う。
ななもり「どういう意味?」
ジェル「自分に聞いてみ?なーくんは、Aとどうしたいん?」
ななもり「どうしたいか…?」
莉犬「なーくん。Aのこと大すきでしょ。ずっとこのままでいいの?」
ずっとこのまま…って
◇
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まき - 更新お疲れ様です!青くん…そして桃くんはそんな幸せなことを青くんに…🤦🏻♀️ 推しを愛でる日々ですよね( (2023年1月11日 22時) (レス) @page50 id: 1ffb1529af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» この黄くんは桃くんに冷たいですね笑🫣 それは大変ですね、推しを愛でましょうか笑 (2023年1月10日 17時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!黄くんの「顔と声だけはいい」発言で思わず(笑)これからどうなるのか…! 周りに好きになれる人がいないんですけどね(笑) (2023年1月9日 22時) (レス) @page49 id: a38ae76ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» まきさん流石です…!ぶっ飛ばしましょう!!恋って良いですよね(?) (2023年1月9日 15時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!気に入らないって言った女子飛ばしてきますね(こら こういう風に恋ができて羨まですよね… (2023年1月8日 23時) (レス) @page48 id: e9c3f819a9 (このIDを非表示/違反報告)
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