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story3. ページ3



『んー…そろそろ帰るよ。』


薄暗くなった窓の外を見ながら私は呟いた。
さとみ先生は、眠そうなまぶたを擦っている。


さとみ「…今何時ぃ?」

『7時40分。帰宅時刻過ぎちゃったよ。』

さとみ「そんな遅いのかよ。」


んん、と伸びをしてさとみ先生が立ち上がった。引き出しから鍵の束を取り出す。


さとみ「ほら、送ってくから。はよ行くぞ。」

『えぇ…いいよ。まだ仕事あるって言ってたじゃん。』


廊下の蛍光灯がチカチカと点滅する。
私が肩をすくめると、先生がずいっと近づいてくる。

耳に吐息がかかってくすぐったい。


さとみ「…ばーか。大事な生徒を一人で帰らせるかよ」



え……


さとみ「置いてくぞー。」


さっきまで近くにいた先生は、鍵を振り回しながらのんびり出口に向かっていた。


『…あ…ま、待って!』


・・・・・・・・・・・




さとみ「……でさー」


さっきの事が頭から離れない。
あれはさとみ先生なりのファンサービスなのか。


それとも、、、、


さとみ「…おい、だいじょぶか?」

『あ…うん、だいじょぶ。』

さとみ「そー?」


「何あったら言えよ。」と笑う先生が格好良ぎる。今先生にかっこいいと言ったら、困ってくれるだろうか。


『ここだよ、ありがとう。さとみ先生。』

さとみ「…お。ここなのかぁ…ふーん。」

『なにそれ』

さとみ「いや…学校からけっこー遠いじゃん。登下校、ひとりなんじゃねーの?」

『そうだけど、、、なんで?』


私が首を傾げると、先生が大きくため息を付いてスマホの画面を見せてくる。
私は、中央にデカデカと書かれた文字を読み上げた。


『…不審者…目撃情報……?』

さとみ「気をつけろよ。いかのおすしだからな。」




『……ありがとう……』


…街灯に照らされる先生の頬が赤くなっている気がする。


さとみ「…ん…ほら、家の人が待ってるだろ。心配するぞ。」

『…んふっ……ばいばい。また明日ね!』


私が両手を振ると、さとみ先生がさっき来た道を引き返して行った。


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設定タグ:さとみ , すとぷり , stpr   
作品ジャンル:恋愛
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まき - 更新お疲れ様です!青くん…そして桃くんはそんな幸せなことを青くんに…🤦🏻‍♀️ 推しを愛でる日々ですよね( (2023年1月11日 22時) (レス) @page50 id: 1ffb1529af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» この黄くんは桃くんに冷たいですね笑🫣 それは大変ですね、推しを愛でましょうか笑 (2023年1月10日 17時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!黄くんの「顔と声だけはいい」発言で思わず(笑)これからどうなるのか…! 周りに好きになれる人がいないんですけどね(笑) (2023年1月9日 22時) (レス) @page49 id: a38ae76ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» まきさん流石です…!ぶっ飛ばしましょう!!恋って良いですよね(?) (2023年1月9日 15時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!気に入らないって言った女子飛ばしてきますね(こら こういう風に恋ができて羨まですよね… (2023年1月8日 23時) (レス) @page48 id: e9c3f819a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴゃぬさま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年11月30日 23時

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