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story17. ページ17




その後、さとみ先生には「叔母さんが迎えに来てくれた」と嘘をついて、足早に教室を離れた。
そのときにはすっかり空は晴れていたが、どうしても先生に心配をかけたくなかった。


門に向かっていると、車から誰かが降りてきた。その人は全速力で駆けてくる。

…速いな…

そう思いながらすれ違う寸前。


??「ねぇねぇっ!Aだよねっ?」


『…え?』


背が低めな男の子に声をかけられた。相手は私を知っているようだが、どうも身に覚えがない。


『そうだけど…、ごめん。知り合いかな?』


私が言うと、彼は「えぇぇぇっ!?」と大きくリアクションをとった。どうもあざとく、わざとらしく見えるのは気のせいだろうか。


莉犬「俺!俺だよぉ!莉犬!!」

『…んー、莉犬?犬…?誰?』

莉犬「うわぁーん!A、覚えてないの?」


顔をずいっと近づけてくる。甘い香りが鼻先をくすぐった。

…なにか。知ってる匂いかも、、、



『覚えてないや…、ごめんね』


莉犬「そんなぁ…ショック、、」


そんな肩を落とす莉犬、という人を横目に、停まっている車に目をやる。
丁度、運転席からジェルさんが降りてきた。
ジェルさんは、お兄ちゃんの友達で、私が小さな頃からよく遊んでもらっていた。


ジェル「おぉ、A。大きくなったなぁ」

『ジェルさん…!お久しぶりです!』

ジェル「そうやなぁ、もう3年は会っとらんもんなぁ、、」


しみじみと言うジェルさんを押しのけて、私の目の前に立つ莉犬。むすっと怒ったような顔でジェルさんを見たかと思うと、急に抱きついてきた。


『ひゃっ…!?…え?』

莉犬「なんでジェルは覚えてて俺は覚えてないの」

ジェル「おーい、莉犬?なーくんに殺されるで?」

莉犬「うばぁっ!」


“なーくん”という単語を聞いた途端、形相を変えて私から離れてしまった。

…お兄ちゃん、怖いって有名だったもんなぁ…


莉犬「A、まじでごめんっ…悲しくてつい…。お願い、なーくんには言わないでぇ…」

『う、うん…分かったけど、』





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設定タグ:さとみ , すとぷり , stpr   
作品ジャンル:恋愛
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まき - 更新お疲れ様です!青くん…そして桃くんはそんな幸せなことを青くんに…🤦🏻‍♀️ 推しを愛でる日々ですよね( (2023年1月11日 22時) (レス) @page50 id: 1ffb1529af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» この黄くんは桃くんに冷たいですね笑🫣 それは大変ですね、推しを愛でましょうか笑 (2023年1月10日 17時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!黄くんの「顔と声だけはいい」発言で思わず(笑)これからどうなるのか…! 周りに好きになれる人がいないんですけどね(笑) (2023年1月9日 22時) (レス) @page49 id: a38ae76ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» まきさん流石です…!ぶっ飛ばしましょう!!恋って良いですよね(?) (2023年1月9日 15時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!気に入らないって言った女子飛ばしてきますね(こら こういう風に恋ができて羨まですよね… (2023年1月8日 23時) (レス) @page48 id: e9c3f819a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴゃぬさま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年11月30日 23時

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