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さとみ「…Aの作文だ。」
『えっ!!ちょっ、さとみ先生っ!?』
さとみ「おい、なんで隠すんだ?やましいことでも書いてんのか?」
『うぅ……ちょっとしか書いてないっ!!』
さとみ「書いてんのかよ。」
『先生…読まないでぇ、、』
困ったように笑う先生。私の作文をひらひらさせて言う。
さとみ「…読まないと評価できねーだろ?」
『だけど……』
さとみ「じゃ、他の先生に読んでもらうかぁ」
『やっ!!ぜっったいやめて!!お願い!!』
私が何度も頭を下げると、「わーった、わーった。」と作文をまとめてファイルに入れる。
『…読まないの?』
さとみ「ん?…ああ。後で読むんだよ。」
さとみ「…なぁ、これって補習なんだろ?一応。」
『あ。』
さとみ「成績優秀のAさんは、いったい何を教えてもらいに来たんだ?」
頬杖をついて、こちらを見上げる先生。
そりゃ、教えてもらいたいことなんてない。
国語だけは先生に褒められたくて頑張っていたし、会いに来ただけだし……
まぁ、そんなことはとうの昔に気付かれていただろう。
『んー……先生のタイプは?』
さとみ「それ、国語関係あるかぁ?」
『んー、無いかも。』
くすくすと笑ってみせる。
さとみ「…ん…笑顔が可愛いやつ?」
『…笑顔?』
さとみ「そ。」
得意げに言うさとみ先生の明るい髪の毛が、窓から差し込む日差しで輝いていた。
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まき - 更新お疲れ様です!青くん…そして桃くんはそんな幸せなことを青くんに…🤦🏻♀️ 推しを愛でる日々ですよね( (2023年1月11日 22時) (レス) @page50 id: 1ffb1529af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» この黄くんは桃くんに冷たいですね笑🫣 それは大変ですね、推しを愛でましょうか笑 (2023年1月10日 17時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!黄くんの「顔と声だけはいい」発言で思わず(笑)これからどうなるのか…! 周りに好きになれる人がいないんですけどね(笑) (2023年1月9日 22時) (レス) @page49 id: a38ae76ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - まきさん» まきさん流石です…!ぶっ飛ばしましょう!!恋って良いですよね(?) (2023年1月9日 15時) (レス) id: e3d1979fd3 (このIDを非表示/違反報告)
まき - 更新お疲れ様です!気に入らないって言った女子飛ばしてきますね(こら こういう風に恋ができて羨まですよね… (2023年1月8日 23時) (レス) @page48 id: e9c3f819a9 (このIDを非表示/違反報告)
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