検索窓
今日:15 hit、昨日:15 hit、合計:97,519 hit

思ってたのと違う(ネタ枠)【るぅとくん】 ページ27

るぅとside

僕は昨日から彼女を家に閉じ込めている。
僕がいながら他の男と話すし、遊びに行くし、
かまってくれないこともあるし……。
分からせてあげないといけないよね?

僕だけだって。僕がいないと生きていけないって。


仕事が終わって、まっすぐ家に帰る。
まぁ、彼女…Aはきっと出たいって家に帰った途端に騒ぎ立てるだろう。

あー、手首も見ないとな。

るぅと「んふっ。たのしみっ」




るぅと「ただいま」

鍵のかかった扉を開ける。今から恐怖に満ちたAの顔を見られると思うと思わず頬が緩む。
絶対かわいいだろうなぁ…


るぅと「A?良い子にしてた?」




るぅと「え?」


驚きのあまり、目が点になったのが分かった。
手錠をされているにも関わらず、器用に小説を読んでいる。逃げようとした痕跡もない。


『あ。るぅとくん。おかえりなさい』

るぅと「えっ、なんで?」


こういうのって普通もっと荒れてるもんじゃないの?僕が変な漫画の見すぎなだけ?

そうだ。手首だ。逃げようとして動かしていたら跡がついているはず。


るぅと「ふふ。ちょーっと手首見せてね」

『え?…うん』



るぅと「どうして…綺麗なんだ、」

雪のように白い肌には、跡の一つもついていない。


るぅと「ご飯もちゃんと食べてるし、出掛けたときから全く動いてない……」


るぅと「…そうだ、テレビ!Aには見るなって言ってあった…」


スマホを取り出して履歴を確認してみる。電源をつけられた痕跡もない。最後に見られていたのは、僕が最後に見た一昨日の音楽番組だった。


るぅと「えぇ、A。テレビも見てないの?」

『見るなって言ってたよね?』



いや、良い子すぎるでしょ。なんなんですか。
天使かな?


るぅと「…僕、Aが逃げようとすると思ってた」

『なんで?彼氏の部屋にいるだけじゃん』

るぅと「そういうことじゃないんだよなぁ、」


思わず頬をかく。
そんな僕の様子を見てAは困ったように言う。


『るぅとくん、これとって?家に居たのに家事とか何にも手伝えなかった、、』

るぅと「え、あぁ…そうだね。ごめん」


やっぱりこの子はおかしいんだろうな…。
鍵を使って手錠を取ってやるとにこっと微笑んで「ありがと」と伝えてくれた。

『…あのさ。なんでこんなことしたの?』

るぅと「…Aって友達多いじゃん。よく男の子とも遊んでるみたいだし…なんていうか、嫉妬?」

『嫌だったの?』

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (147 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
設定タグ:ヤンデレ , すとぷり , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かふぇ - これもどたいぷです、 (2023年1月7日 2時) (レス) @page29 id: 4a60a6478f (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺろんちーの - さいこ-でした (2022年8月10日 23時) (レス) @page5 id: 74bab87ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむさま。(プロフ) - ぴろぴろさん» なんか占ツク開くの忘れちゃうんですよね…復帰しました!!お楽しみいただければ幸いです! (2022年3月20日 0時) (レス) id: 16ba4434e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぴろ(プロフ) - 復帰?ありがとうございます! (2022年3月20日 0時) (レス) id: 05a4c37cfb (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ @ すとリス - ヤンデレいいですね(( (2021年5月24日 17時) (レス) id: 6d29e416c1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴゃぬさま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年8月28日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。